5号館を出て

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カテゴリ:コミュニケーション( 53 )

 久しぶりにたっぷりと雨が降りました。

 雨が上がった午後に庭に出てみると、植物たちが雨を喜んでいるように見えました。

 トキワシノブは胞子をつけていました。

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 ノブドウは実をふくらませ始めています。

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 実生から2年目にはいったモミジバフウはちょっと木らしくなってきました。

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 オリズルランも花をつけるためのツルを伸ばしてきています。

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 水がたっぷりあると少し涼しめの北海道の夏は植物たちにとってパラダイスです。

 今日は夕方から北大キャンパス南にある紀伊国屋書店でイベントがありました。雨も上がったので自転車ででかけました。

 北大へ行ったからには定点観測ですが、こちらが第2番めの観測点です。

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 そしてこちらが本來の定点観測点です。

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 すぐ横の工学部の駐輪場を見てみると、なるほど大学は夏休みなのでした。

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 少し中央ローンを散策してから会場へ向かいました。

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 サクシュコトニ川と文系校舎、左端にちょっとだけ古川講堂も見えます。

 というわけでイベントが始まりました。

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 登壇の3人です。

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 サイン会もありました(笑)。

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 私も本を買って、サインとグッズ(トートバッグとしおり)をゲットしたのでした。

 この後は懇親会の夜が更けていくのでありました。途中で雨も降ったりしていたようですが、帰る頃には止んでいるというのはさすがに「晴れ男」の私の力なのかもしれません(笑)。








by STOCHINAI | 2019-08-09 23:59 | コミュニケーション | Comments(0)
 鹿児島方面の雨が心配ですが、ご安全にお過ごしくださいますことを祈っております。

 さて、今日はCoSTEP修了生で主に札幌市内のギャラリーで開かれるアートの展覧会を映像で取材して公開している「札幌アートの宮殿」というプロジェクトを主催しているT皮さんのお招きを受けて、彼が今までに製作した約150本の展覧会映像の中からよりすぐった17本をプロジェクター上映するという「札幌アートの宮殿 ベストセレクション」を見学してきました。

 こちらがT皮さんが発信したダイレクトメールです(T皮さんのFacebookページから引用しました)。

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 今日から始まって日曜日まで続き、日曜日はトークショーもあるというので、私も最初は日曜日にお邪魔しようと思っていたのですが、日曜日には野暮用がはいってしまったので本日うかがうことにしました。

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 こちらもT皮さんのFacebookページから引用した上映リストです。

 実は会場である「茶廊 法邑 ほうむら」が私の家に近いということもあってお誘いを受けていたのですが、午後に自転車で行ってみました。

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 こちらが入り口の看板です。表札もありました。

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 表札から駐車場を眺めるとこんなふうで、いかにもギャラリーっぽい外観です。

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 入り口のアプローチの斜面を登っていった突き当りに枯れ木とギボウシが。

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 枯れ木は意図的なものなのか、事故で枯れたのかはわかりませんが雰囲気は上々です。

 17本もあるので一部だけでも見せていただけたらいいかなと思っていたのですが、あっという間に全部を見てしまいました。内容がバラエティ豊かで飽きることなく2時間弱が過ぎてしまいました。

 映像自体はウェブでも見られるものだと思いますが、大画面のプロジェクションと製作者のベストセレクションということが生きていたような気もします。

 こちらが会場の様子です。

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 平日の午後ということでお客さんは少なかったのですが、北海道ゆかりの作家さんの作品をまとめて見られる貴重な機会をいただけました。

 会場を出たら外はすっかり寒くなっていました。ちなみに今日は最高気温が18.9℃の札幌でした。









by STOCHINAI | 2019-07-03 22:53 | コミュニケーション | Comments(0)
 発売になったばかりの「科学史ひらめき図鑑」ですが、8%の消費税込みの価格が1944円のこの本は誰に読んでもらいたいのでしょうか。税込みで2000円以下というのは大学生にとってはマジック価格で教科書の売れ行きが2000円を境にガラリと変わると言われています。2000円以下なら教科書にしますといえばほとんどの学生が買ってくれますが、3500円とか7800円とかになってくると医学部や歯学部でもない限り多くの学生が買うのを躊躇します。逆に言うと2000円なら教科書として授業でしか使わないとしても買ってくれる値段だということです。

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 この本を教科書に使う大学の授業はおそらくないだろうと思われますし、この本の主な読者はビジネスパーソンということになっています。ビジネスで本を読まれる方々はどのくらいの価格まで気楽に購入してくれるのかわかりませんが、自分で給料を稼いでいるのだとしたら2000円は、役に立ってくれるものならばわりと気軽に変える価格なのかもしれません。

 というわけではありますが、多くのビジネスパーソンは自分の仕事の役に立つ本を探しているときに「科学史ひらめき」などという言葉にぶつかってもスルーするだろうという危惧を覚えました。現代から未来へと仕事をしている我々に「科学史」などという分野も時代も違うものに触手が伸びるわけはありません。

 それでもこの本はビジネスパーソンが仕事上で行き詰まり突破口を探している時に人類の過去2000年あまりの「科学者」と共通する悩みがあるはずだという新しい見方を提供し、それを突破した過去の科学技術者の「ひらめき」を追体験してもらうことが、今みなさん個々人が抱えている悩みを突破する助けになるはずだという確信のもとに書かれています。

 科学者が偶然のひらめきによって長年の悩みを突破できるような経験をすることはしばしば起こることで、そのことを「セレンディピティ」という言葉で表すことがあります。この本を見た時にこれはセレンディピティについて書かれているものだろうと思ったのですが、ページをめくっていろいろと探してみてもおそらくこの本の中ではその我々にはなじみの深い「セレンディピティ」という言葉が使われていないようです。もちろん、この本の著者や監修のみなさんがその言葉を知らないはずはないのでこの本の中ではその言葉を「禁句」にするというルールが貫かれているのではないかと感じました。

 セレンディピティは科学者の言葉だから、悩めるビジネスパーソンを救おうというこの本ではその言葉は似合わないと思ったのかもしれません。いずれにしても我々科学者にとってはあまりにも普通になっているジャーゴン(他の分野では通じない専門用語)の一つである「セレンディピティ」を排除しているということにもこの本のポリシーを感じているところです。

 「科学史」という切り口で考えていくと、昔々は文系も理系もなくみんなただ謎に向かって悩んでいただけだということがわかります。文系出身者が多いと思われる現代のビジネスパーソンにとって、理系だと考えられがちな過去の哲学者や科学者の悩みとその解決法が実は今「文系の悩み」と思われがちなビジネスの現場における悩みと共通するものが多いに違いなく、その突破は過去の研究者がトライした方法と同じやり方でできるかもしれませんよ、という提案がこれでもかという70のケーススタディとして描かれています。

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 現実の世界で起こる謎や悩みに理系も文系もありませんので、入口の前で振り分けてしまうことは非常に損なことだろうと私も思います。私は自然科学系の研究者でしたが、研究の進め方やトラブルの解消の参考にたくさんのビジネス書を読んで非常に参考になった記憶があります。というわけで、文系が多いと言われるビジネスパーソンの方々の悩みやトラブルの解消に過去の自然科学者がとったいろいろな作戦が役に立つ可能性もかなりあるのではなかろうかというのがこの本の作者の方々の意図かとも思われます。

 大科学者の考えることなんて理解できるわけはないというのが一般の方々の感想だとは思いますが、そこは科学技術コミュニケーションに特化して10年間やってきたスペースタイムさんのお得意のところ、まったく基礎知識なしにいろいろなことが理解できるように書かれて、いや描かれていますので「図鑑」なのです。

 絵解きされているので小学生でも理解できるようですが、内容はやはりそれなりに深く描かれており、年齢の高い層にはそれなりに奥深い思想までもが響くようになっています。

 とりあえず困ったことがあるのでそれを解決してもらう方法があると思って読んでもダメかもしれませんが、過去の偉人が実は我々とそんなに違わない悩みをちょっとしたひらめきで乗り越えていった歴史を楽しく読んでいるうちに頭の体操になって、どんどん柔軟な思考ができる脳へと鍛えられるというような軽い気持ちで読むのがよろしいかと思います。

 ビジネスパーソン向けということになっていますが、実は自然科学の研究現場にいる方々にはかなり直接的に響くお話が満載です。日々研究に悩んでおられる皆さまにも頭を休めながらセレンディピティを得られる貴重な本ではないかとも思われます。

 というわけで書店ではビジネス書のところに並んでいることが多いかもしれませんが、万能薬として役に立つ実用書として一度手にとってみて損はないと思いますよ。








by STOCHINAI | 2019-01-20 22:27 | コミュニケーション | Comments(0)
 思想信条にかかわりなく、日本人全員が同じように影響を受ける気候・気象に関する情報をきめ細かく、継続的に提供してくれている我が国の気象庁です。その恩恵を受けていない人は一人もいないと思われますし、私も一日に何回もお世話になっていますが、確かに気象庁のホームページそのものはあまり使い勝手が良いとは言えなかった気がします。というか、気象庁のデータを利用している他のサービスがいろいろと工夫してきているので、本家も動き出したというところでしょうか。

 今日から気象庁のホームページのトップページが変わりました。午後4時過ぎのtwitterのアナウンスで知りました。

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 4時半頃にアクセスしてみました。

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 確かに変わっています。今までは「データは出しますけど、後は自己責任でお使いください」みたいな冷たいものが感じられた気象庁のサイトですが、今回の変更でいろいろと面白い工夫がされているようで、トップページだけではなくいろいろと楽しめます。

 私が特に気に入ったのはこの天気図が過去にさかのぼってずっと見られるページです。雨雲の動きなどは過去から未来の予想まで動画で示しているサイトはたくさんありますが、天気図を過去から未来に渡って一覧できるサイトはあまりなかったような気がします。

 このサイトは楽しめました。こちらは最初に出てくる今日午後6時の天気図です。

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 もちろんここでも明日の午前9時、明後日の午前9時の予想天気図は見られるのですが、すごいのは過去の天気図が見られることです。

 こちらは今日の午後3時の天気図です。

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 そして今日の正午

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 午前9時

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 午前6時

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 そして午前3時

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 と、まるで天気予報があっていたかどうかの答え合わせをして「正解」を見ているような気分になれる過去の天気図表示に私は興奮してしまいました(笑)。

 ちなみに明日朝の天気図はこちらです。

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 そして、気象庁発表の札幌の天気予報はこちらになります。

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 さて当たるでしょうか。










by STOCHINAI | 2018-10-17 22:42 | コミュニケーション | Comments(0)
 今日は午後からお誘いがあって参加することになったのがこちら。

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 開催場所が我が家と北大の中間地点のところにある「札幌市こどもの劇場やまびこ座」だということもあって、自転車で出かけました。

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 本日の公演を最後に、半年間の改修工事にともなつ休館に入るのだそうで。そう言われてみるとたしかに古い建物で、開館から30年だということなので公共の建物としては改修も納得です。

 開演前に緞帳は降りておらず(ないのかも?)、引割幕になんとも不吉な腕の骨格がぶら下がっているのが気になりましたが、この腕は後で大きな意味をもってくることになります。

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 これは左腕で、不完全な右腕の骨も左上の方にありました。

 最初に作者であり、演出・美術・出演もされた沢さんの講演から始まりました。

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 この講演に非常に重要な意味があり、礼文島での遺跡発掘から今回の出し物へと展開した、まさに科学から芸術へのリンクが語られました。最初にネタバレをしてしまうこの手法にはいろいろと意見があるかもしれませんが、予習なしで見ている人にとってはこれがないとおそらく置いてきぼりにされてしまったことでしょうから、ありがたかったです。

 舞台下手(左側)には今回の出し物の生伴奏をしてくれるバロック楽団(バロック・コレギウム・サッポロ)の皆さんが控えておられます。この生演奏はとても良かったのですが、目はほとんど舞台に釘付けになっていたのでゆっくりと音楽演奏を眺めることができなかったのは残念でもありました。

 内容はいずれ見ることがあるかもしれませんのでネタバレはやめておきますが、タイトルの「フィギュアアートシアター『OKHOTSK~終わりの楽園~』」は見た後では、なるほどと納得しました。パンフレットには「『人形浄瑠璃三人遣い』、『砂絵』、『バロック音楽生演奏』、『演劇』などが融合された『フィギュアアートシアター』と呼ばれる新しい総合芸術」と書かれていましたが、まったくそのとおりで私個人には未知の体験となりました。

 その一場面がこちらですが、すごい迫力でした。

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 場面転換に使われる影絵や

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 リアルタイムで描かれた「砂絵」も素晴らしいものです。

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 というわけで、遺跡発掘現場から得られた情報と、受けたインスピレーションがこの作品を生んだということで、科学が生んだ芸術ということが言える一方で、遺跡現場で得たインスピレーションから女性のリーダー(ヒメオサ)の物語を生み出した沢さんのイメージの通り、今年になって遺跡に埋葬されていた重要な地位にあったと思われる人物の骨はなんと女性のものだったという、ロマンが現実を予測した結果となったというエピソードも楽しくまた有益な収穫だったのかもしれません。

 そんな話の裏側を聞く機会になったアフタートークもおもしろかったです。

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 劇の中で使われた壷も実際にオホーツク文化遺跡から掘り出されたものをイメージして作られていました。

 こちらが掘り出された土器。

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 こちらが劇中で使われた「土器」

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 オホーツク文化では非常に重要な位置を占めるクマの頭部がこの壷(ワインを注ぐためのもの?)の注ぎ口になっているのだそうです。この再現されたイミテーションの壷を見て考古学者の加藤先生が「壷の上部にある波々のラインが波をイメージしていることが沢さんの作品を通じて確信できた」というようなことをおっしゃったいたのは、多少はリップサービスがあったとしてもイマジネーション豊かな芸術家が科学の現場にいることの有用性を強調していたと思われます。

 と、まだまだいろいろと刺激を受けて楽しく有益な2時間を過ごさせていただきました。

 また機会があったら参加してみたいと思いつつ帰路についたのでした。

 こちらが本日の主役たちと主役の道具たちです。道具は実際に遺跡から発掘されたものというのがいいですね。

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 関係者の皆さま、どうもお疲れさまでした。








by STOCHINAI | 2018-08-26 23:07 | コミュニケーション | Comments(2)

街なかで会合

 今日は久しぶりに札幌に戻ってきた同僚の歓迎会でした。帰りの地下鉄駅構内。

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 いつもとちょっと様子が違うのは、よさこいソーラン祭りが始まっているからです。

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 時間的には最終までまだまだ余裕たっぷりのお開きとなりました。そりゃそうです、まだ木曜日。

 さて、今朝はこんな記事を読んで急いでもよりのキャンドゥに駆けつけました。

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 2個しかありませんでしたが、無事に購入できました。

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 まったく同じものですね(笑)。

 取り出してみたところです。

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 100円とは思えないカッコのよさです。

 
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 爪も大きく見えました。

 こういう高齢化社会向けの製品が100均に並ぶようになったということは、いよいよ日本の高齢化も本格化ということでしょうか。






by STOCHINAI | 2018-06-07 23:59 | コミュニケーション | Comments(0)
 今日の昼過ぎにつぶやいたtweetに思わぬ大きな反響がありましたので、ここに再度扱わせていただきます。

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 先日のセンター試験で前代未聞の集団不正行為があったと報道され、それも北海道の、同じ試験場、さらにどうやら同じ高校の生徒だったというところまでが明らかになってくると、これは「不正行為」というよりは指導側あるいは監督側のミスによるものではないかと思い始めました。

 試験2日目の当日の報道を聞いたときから、なんとなく気持ちの悪いものを感じていました。これは当日のNHKニュースの一部です。

センター試験 6人不正で無効に 01月15日 20時30分
道内の1つの会場で受験生6人が試験中に電卓を使う不正行為が確認され、大学入試センターは6人のすべての試験結果を無効にしました。
しかし、大学入試センターによりますと、15日午後1時40分から行われた「数学2」の試験で、道内の1つの会場で受験生6人が試験中に電卓を使う不正行為が確認されたということです。
6人はいずれも電卓の使用を認めたため、その場にいた「試験監督者」が試験会場からの退出を命じ、大学入試センターは6人のすべての試験結果を無効としました。

 これを聞いた時に、ともかく「1つの会場で6人」ということに衝撃を受けました。不正行為が集団で行われることはあり得て、1つの教室で起こることもあると思いますが、この場合は集団で密かに不正を行ったのが発覚したというようではなく、どうもその6人の生徒は自分たちが不正を行っているという自覚がなかったのではないかと思われたからです。

 そして、本日見た北海道のローカル新聞の詳しい報道を見てますますその思いを強くしました。

「電卓使えると思った」 センター試験不正、6人とも同じ高校 01/18 07:00、01/18 17:12 更新
 15日に実施された大学入試センター試験で、道内の受験生6人が試験場で電卓を使う不正行為をした問題で、当日の状況が17日、関係者への取材で分かった。6人は全員、試験で電卓が使えると勘違いしていた。試験監督が不正に気付いたのは試験開始から十数分後で、6人が机上に電卓を取り出す行為には気付かなかったという。
 不正行為があったのは15日の数学《2》の試験。6人は道内の大学の同じ教室で受験し、選択科目の「簿記・会計」の問題を選んだ。
 関係者によると6人は道内の同じ高校の生徒。試験開始から十数分経過したころから、相次いで机の上で電卓を使い始め、隠すそぶりも見せていなかった。6人が電卓で解こうとしたのは同じ設問とみられる。
 会場には約5人の試験監督がいて、不正に気付いた監督が6人を退出させた。全員が静かに教室を出て、試験時間が延びるなどの影響はなかった。電卓について、6人はいずれも、試験会場の関係者に「使えると思っていた」と驚いた様子で話していたという。

 これは間違いなく当人たちに不正の認識はなかったと思われる記事です。

 上のNHKのニュースの中では「試験対策の事前講習や民間の簿記検定で電卓を使うことがある」という記述もあり、今までの試験でも電卓を使うことは普通のことであり、6人は今回も疑問を感じることなく電卓を取り出したように思われます。

 いくつかのニュースを見た限りでは、試験場がどこだったかという情報は得られませんでしたが、だいたいどこもこんな感じの会場だと思います。

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 こんなところで堂々と電卓を取り出して使うということは見つかるのが当然ですから、当人たちに「見つからないように」というカンニングの意識がなかったことは明らかです。

 となると、これは明らかに受験生ではなく彼らを指導した高校の問題および試験会場の監督が適切な指導をしなかったことが原因となっていると思わざるを得ません。

 高校の先生としてはセンター試験に対する意識が低かったのかもしれません。いつもの簿記検定や模試と同じように「電卓を忘れるなよ」くらいのアドバイスをしてしまっていたのかもしれません。そういう意味ではそちらにも悪気はありません。

 また、現場の試験場の監督もまさか堂々と電卓を出す学生がいるとは思っていなかったことでしょう。「簿記・会計」を取る受験生など、ほとんどいないので始めての経験だった可能性も高いと思います。最近のセンター試験はものすごく多数の科目をありとあらゆるバリエーションで取る生徒が一つの試験場に混在するという、監督する側から見ると過酷過ぎる状況になっていますので、そんな中で予想もつかなかったような電卓が登場などで動揺したことは想像に難くありません。

 発見したとたんにマニュアルに書いてあることを字義通りに実行したのだと思います。その意味では、彼らも有罪ではないかもしれません。

 こう書いてきて、思ったのはもうセンター試験そのものが末期症状なのだということです。

 今日のタイトルには受験した高校生も被害者であると書きましたが、試験会場の監督の皆さんも被害者だったような気もします。もちろん、センター試験の問題を作った側も、高校生たちを指導した高校の先生たちも加害者とは言えないでしょう。

 今回の犯人はツギハギを繰り返しながらここまできたセンター試験の制度疲労そのものであり、そういう意味では政府・文科省が責任を負うべきものだと思います。

 少なくとも試験不正の嫌疑をかけられた受験生達の汚名を回復することと、彼らが科せられたセンター試験の「すべての教科が無効になったこと」を今の段階で復活させてあげることが、今できる唯一のことだと思います。

 文科省はここでなんらかのアクションを起こさないとまたもや永久の汚点を残すことになります。






by STOCHINAI | 2017-01-18 21:21 | コミュニケーション | Comments(4)
 小中学生にシミュレーション・プログラミングを教えるラッコラがあまりにもおもしろいので、これを子供にだけ独占させておくのはもったいないということで大人向けにもラッコラをやってみようということで、やってみました。


 始まる時間もラッコラが午前9時半だったのに対して、10時間近く後ろにまわして午後7時開始です。もちろん「おとなのラッコラ」ですから、飲み物もそれなりに用意されていたりします。(この写真は taken by 山岸奈津子さん)

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 「生き物戦略」の生物学を学んだあとは、「生き物戦略」のプログラミング学習です。プログラミングは初めてという人もたくさんいらっしゃいましたが、「誰が作った生物が生き残るのか」という問いにたいしては「やってみなけりゃわからない」を全員が実感させられました。

 この世界は教育と科学に革命をもたらすであろうことを実感する時間でした。

 シミュレーションで世界を認識することのすごさはわかりましたが、それでもやはり目の前の生き物が見せる生きざまの姿をみていると、生き続けている自然のすごさには圧倒されます。

 こちらは今朝の我が家のミニヒマワリ群です。

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 花が咲く前のツボミから、花がしおれて種を作り出す段階までが一鉢に揃っています。

 これは咲く前のツボミです。

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 咲き始めは中心部の縁にある花が咲くところから始まります。

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 そして「開花」はだんだんと花の中央に進みます。

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 すべての花が咲き終わるとしおれます。

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 この花はなんでこんな咲き方をするのか、それもプログラミングで理解できるようになるかもしれません。

 生き物の生き方を知るためのシミュレーション・プログラム。遊びやゲームを越えた「新しい自然を理解する方法」が見えてきたような気がした一瞬です。

 これはやってみて損はない、と実感できました。







by STOCHINAI | 2016-08-19 23:59 | コミュニケーション | Comments(0)

3月19日のtwitter

「春分の日」イブ を投稿しました。 #エキサイトブログ exci.to/25b2MUI pic.twitter.com/5KfjbFJTTA

posted at 22:05:40

【真似する】バレリーナが伝授!「たっぷり食べてもスリムをキープ」するコツ3つ[アメーバニュース] news.ameba.jp/20160319-864/ 「1日に8時間の練習・栄養価のある食事を夕食にたっぷり・自分の体形をチェック・食べないダイエットは危険・できる範囲でカロリーを消化」

posted at 21:34:57

【フルタイム労働の最低月給は保証すべきだ】手取り20万円を求めて 運営補助金を保育士一人当たり月5万円増額を求める署名が2万人突破[アメーバニュース] news.ameba.jp/20160319-809/ 「保育園・短大卒の正規保育士の初任給は15~16万円程度・10年・昇給・1万円」

posted at 21:28:28

【よその国の話とは思えない】仕事がない!大学を卒業しても6人に1人がコーヒーショップやコールセンターなどで働いている-イギリス国家統計局データより : LifeAction www.lifeaction.top/%E8%8B%B1%E5%9… 「大学を卒業しても・低い学歴でも良い仕事についている」

posted at 21:12:49

【在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行う】文部科学省、大学等におけるインターンシップの調査結果を公表|大学ジャーナルオンライン univ-journal.jp/5786/ 「参加した学生(学部・大学院)の合計は580,365人(20.7%)・単位認定」

posted at 15:16:59

【メールがだめ】学校の緊急連絡網、一斉メールはもう古い? リセマム resemom.jp/article/2016/0… 「公式には電話の連絡網・生徒どうしは完全にLINE・NTTデータ・連絡網サービス・は複数のメディア(メール、電話、FAX)に一斉伝達・トレンドはスマホ+LINE」

posted at 15:05:35

【純粋な『研究活動』をやめさせるために!】2016年3月18日ニュース「旧態依然の本部機能改革を 経団連が大学・研究開発法人に要求」 SciencePortal scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash… 「迅速な交渉・契約・教員人件費の柔軟化・インセンティブシステム」

posted at 15:01:05

【楽しそう】Let's note R8へのLinux Mint Xfce版インストールと設定-趣味と物欲 pgary.hatenablog.com/entry/2016/03/… 「メモリ増設とSSD換装・Linux Mint Xfce版・設定方法を記録しておかないと・やり直すとき・大変なことになる」

posted at 14:56:52

3月18日分のtwitter を投稿しました。 #エキサイトブログ exci.to/1S91hiL

posted at 08:49:49

「最終講義」? を投稿しました。 #エキサイトブログ exci.to/1R8wqAp pic.twitter.com/46k91i0FqC

posted at 00:33:10


by STOCHINAI | 2016-03-20 10:47 | コミュニケーション | Comments(0)
 電子雑誌で購読中のナショナル・ジオグラフィックですが、月間だと追いつくのがやっとというくらい、どんどん配信されてきます。

 これは最近来た3月号です。

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 アメリカでも食物廃棄が問題になっており、形の悪い野菜だからと捨てられることに批判が集まっています。というわけで日本と同じように「ブサイク野菜・果物」を食べようと呼びかけています。

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 捨てられるのではなく、安く売られるようになった「ブサイク野菜・果物」は歓迎されているようです。日本では、どうでしょう?

 マダガスカルの北にあるセイシェル諸島における自然破壊の特集もあります。

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 これはペットが逃げ出して大繁殖している移入種のインコ。在来種の黒いオウムを圧迫しているとのことで、ハンターを雇って大々的に駆除しているところだそうです。

 そしてアルゼンチンの写真家が大槌の人達とコラボしてつくりあげた「ツナミ・メモリーズ」。

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 さすがに最初は現地の方々はこうした「演技」をいやがったそうですが、現地の方々とのワークショップを経て信頼されるようになって撮ることのできたイメージです。外の人から見た被災地を知ることのできるある種の貴重な「作品」だと思います。外国の方々にはまだまだ被災地の取材をしようというスタンスがある一方で、日本のメディアは決して過去を振り返ることのない未来一本槍の報道に終止している現状が本当にいいのかどうかを反省させられる記事でもありました。

 流された図書館の跡に座る司書さん。

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 図書館復興の予算はついていても、労働力不足で再建できない現実も伝えられています。

 悪く言えば「やらせ」のイメージではありますが、それでも現地の人が「演じる」重さを感じさせられる映像だと思いました。

 おしまいはちょっとユーモラスなヨーロッパ・アナグマの写真にしましょう。

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 イギリスでは保護されているものの、人家の近くで穴を掘り巣を作って繁殖するので嫌われているようです。しかし、この姿を見ると直接に被害を受けていない我々はついつい「かわいい」と反応してしまうのは、現地の人から叱られるかもしれません(笑)。







by STOCHINAI | 2016-02-22 19:59 | コミュニケーション | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai