5号館を出て

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徳島で見つけた春

 さすがの徳島でも、ソメイヨシノは蕾もまだまだ小さく硬いままでした。
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 しかし、ヤマザクラと思われる木はあちこちで満開になって咲いています。サクラの花の横をジョギングする人が駆け抜ける図などは、完全に春のイメージです。
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 梅はもう終わりなのでしょうか。あまり見つけられませんでしたが、見つけた梅の花の中にはシャクトリムシみたいな幼虫がうごめいていました。春ですねえ。
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 ハクモクレンも見事に咲いていました。
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 塔が立って、もうすぐ花がさくハボタンはまるで季節はずれのクリスマスツリーのようです。
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 そう言えば、お遍路さんが増えるのも春のしるしなのだそうで、かなりお見かけしました。大学の裏にもこんな道案内を見つけました。
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 四国ですねえ。
by stochinai | 2007-03-10 21:42 | つぶやき | Comments(2)

徳島でびっくり3題

 朝、宿泊している駅前のホテルを出ようとすると、正面玄関のところが何か騒がしいのです。なんだろうと思いながら出てみると、マイクロバスの屋根に上に人が乗って演説しているのです。なんと彼の有名な亀井静香さんではありませんか。テレビで見慣れた顔なので、あまりびっくりもしませんでしたが、おもしろいので写真に納めておきました。亀井静香さん、3連発です。
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 特に誰かの応援演説ということでもなく、単に日本新党の政策演説だったようで、こんな有名人が来ている割には、立ち止まって聞いている人が、意外なほど少なかったのは予告なしのびっくり演説会だったのかもしれません。

 今日はNPO法人ゲノム徳島主催の市民講演会ということで、医学部・歯学部・薬学部キャンパスの中にある会場で行われましたので、バスで徳島中央病院・徳島大学病院前(このあたりは、病院銀座みたいです)で降りて、歩いているとびっくりするような看板に出会いました。
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 それが何かを知っている地元の人には、どうということもないのかもしれませんが、私は何を「やらかす」会場なのかと思ってしまいました。音の響きから、昔あったサルサ楽団のファニア・オール・スターズのことを思い出したり、ヤラカスという音が楽器のマラカスに似ていたりということで、ダンスクラブかなにかと思ってネットで調べてみてまたまたびっくりしてしまいました。

 なんと葬祭場だったのです。葬式をやらかすのでしたか。不謹慎をお詫びいたしますm(_._)m。

 徳島のびっくりの3題目は、崖っぷち犬です。先頃、日本中をお騒がせした崖っぷち犬救出劇の舞台となった崖が徳島大学の医学系キャンパスの裏山の眉山だったということまで覚えている人はいらっしゃるでしょうか。私は、あれが徳島であるということすら記憶にありませんでした。その崖が、なんと昨日・今日とおじゃましたゲノム機能研究センターのまさに真後ろにそそり立っていたのです。懐かしいというか、なんというか感慨深いものがあったので、講演会の前にできるだけ崖に近づいて写真を撮ってきました。ついでに、崖っぷち犬が崖から飛び降りたシーンも挿入しておきます。
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 ちなみに徳島を舞台にした「眉山」という松嶋菜々子さん主演の映画も作られたそうで、5月12日からの全国公開を前に、地元ではけっこう盛り上がっているような感じでした。

 テレビでおなじみのものに、こんなに簡単に巡り会って日本は狭いと思ったり、こんなに文化の違いがある日本は広いと思ったりの、初めての徳島訪問でした。
by stochinai | 2007-03-10 20:33 | スマイル | Comments(0)

徳島

 ひさしぶりに飛行機に乗りました。
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 東京羽田国際空港で乗り継いで、徳島です。さすがに四国は遠く、千歳を10時過ぎに発って、徳島空港に着いたのが2時前でした。着いたところは南国でした。空港にはヤシの並木。マイナス5℃くらい札幌を発って数時間後には、10℃を越える初夏(?)に到着です。
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 徳島空港は、意外と市街地に近くバス料金も格安です。
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 午後は真面目にゲノム機能研究センターでセミナーをやって、その後ホストの方々と一緒に夕食。やはり徳島は海の幸、特に魚介は素晴らしいです。酢橘は有名ですが、今の時期のおすすめはワカメなのだそうです。他にもいろいろとすすめられたものがありますので、おみやげには悩まなくてすみそうです。

 徳島市の人口は26万人くらいとのことでしたが、それにしては駅周辺は大きくて新しいビルがたくさんある感じがしました。周辺の市をまとめた中心地ということなのかもしれません。駅前のポストの上には、さすがに阿波踊り人形がありました。
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  実は、来年の発生生物学会が徳島で行われるのだそうで、ここにはまた来年来ることになりそうです。

 今日のセミナーは、大学院生以上の研究者が対象でしたが、明日は小学生からお年寄りまでを対象にした市民セミナーをやります。さて、どうなることになりますやら。
by stochinai | 2007-03-09 23:59 | 大学・高等教育 | Comments(4)

今朝の武蔵丸

 朝から、完全にやる気を失って、ソファの背でダラダラしています。
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 時々、向きを変えます。こちらはソファの裏側。
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 この場所は結構人気があって、数日前にはさくらが寝てました。
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 ネコはいいなあ。
by stochinai | 2007-03-08 20:35 | スマイル | Comments(3)
 実は今日ではなく、一昨日の朝に見かけたスズメの夫婦(?)です。
今日のスズメ: 心理学と脳科学_c0025115_22415584.jpg
 私の勘では、上にいるのが毛艶も良く滑らかに見えるのでメス、下にいるのがバサバサした毛の感じからオスに思えるのですが、どうでしょうか。

 哺乳類と鳥類のオスメスに関しては、この判断は意外と普遍性を持っているように思えるのですが、どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、是非ともコメントを頂きたく思います。ホントに直感に過ぎないのですが、犬猫や家禽なんかだとかなりの程度まで適用可能な気がします。

 前にウマの気持ちがわかるような気がするという話を書いた時に、コメント欄で板倉昭二さんの『「私」はいつ生まれるか』(ちくま新書597)を推薦していただいたので、読んでみました。なかなかおもしろかったです。

 心理学というのは、動物の心理を研究していても、研究者の心理が見えてくるような気がして、とても興味深く思うことがあります。心理は脳の活動だという点に大きな異論はないのだと思いますが、脳というものをブラックボックスにして、中で何が起こっているかは推測するだけで、入り口と出口だけを客観的に操作し、中のブラックボックスは推測するだけというように見える心理学には、どことなく好感が持てます。

 一方、脳科学という学問が最近もてはやされているようですが、脳細胞の活動を「見る」ことによって、そこで起こっていることを「こうである」と断定しているように見える脳科学というものに、私は一定の距離を置きたくなってしまいます。

 脳の特定の部位にある細胞が活動しているということを証明することと、だからこうなんだという説明の間に何かとても大きな欠落があるような気がしてならないのです。

 もちろん、これは脳科学というものに対する私の無知から来ているに違いないと思いつつ、心理学は好きだけれども脳科学は今ひとつ好きになれない私の「感情」のようなものだと思っています。

 とりとめもないですが、この辺で。
by stochinai | 2007-03-07 23:09 | スマイル | Comments(11)

東京都知事選

 今日になって、前の宮城県知事でテレビのコメンテーターとしての露出も多く、知名度が高いため、現職の石原慎太郎さんと互角に戦えることが期待される、浅野史郎さんが正式に都知事選に立候補することを表明したようです。

 しばらく前から立候補すると言っていたようなので、まだ正式に表明していなかったということのほうがちょっと間抜けに思えますが、これでひとまず互角の役者同士で選挙戦が成立することを喜びたいと思います。

 このくらいのレベルの人が出てきたからには、あとは東京都民の見識が問われるのが都知事選挙と言うことになると思います。別に石原慎太郎さんを選んだからダメとかそういうことではなく、「石原さんを選ぶというのが、今の東京都民なのか」と思うというだけですが(笑)。

 私は都民ではありませんでの、完全なウォッチャーに徹するしかありませんし、誰が都知事になったとしても、直接に利害関係があるわけではありませんが、都民とて私と同じ日本人ですから、やっぱり気になります。

 さて、その他にも立候補しているのが、建築家の黒川紀章さんともと足立区長である共産党の吉田万三さんです。黒川紀章さんは、有名な建築家で女優の若尾文子さんの夫でもある超有名人ですが、ひさびさにテレビでお見かけしたところ老けたなあという印象です。とても、今時の72歳には見えません。吉田万三さんは59歳、浅野史郎さんと同じ年です。石原都知事は74歳。頭の中はともかく、見た目はかなり若く見えます。

 さて、共産党はどんな選挙にも参加することに意義があるという感じで候補を立てる党なのですが、吉田万三という名前を聞いて「ん?」と思いました。覚えやすいし、珍しい名前なので知っている人かと思ったのです。

 私の知っている吉田万三君は、私が北海道大学に入った時に、北大の学生自治会の委員長をやっていた記憶があります。当時、北大の学生自治会は共産党青年部の民主青年同盟(民青)が強く、委員長も民青がずっとやっていたのではないかと思われます。で、その時に学生自治会の執行部が折から反日本共産党の流れが加速しつつあった全共闘運動の中で、学生投票によってリコールされたのではなかったかと思います。そのリコールされた委員長の名前が吉田万三君だったと思います。(このあたりの話は1969年頃の話ですので、記憶もかなりあいまいです。間違っていることも多いかもしれません。間違っていたら、スミマセン。ご存じの方は、ご指摘ください。)

 その頃、北大では民青と革マル(全国的に見ると弱小だった革マルが、北海道ではなかなか強く、中核に「北の天然記念物」と呼ばれていた)が学生運動の2大勢力で、学生自治会をめぐって激しく対立していました。それでも、やはり北大は民青が強く、革マルは自治会を握っていた札幌医大からいつも応援が来ていたみたいです。ついでに思い出したので書いておきますと、革マルにはM川という有力な兄弟がいて、北大(医学部?)と札医大に分かれて入学していました。

 昔話をしようというのではなく、この吉田万三さんの履歴を見てみると、確かに1968年に北大歯学部にはいっています。おそらく、あの吉田万三君に間違いないと思います。そうでしたか。立派な歯医者になって、八丈島でコトー先生をやり、足立区長にまでなっていたのですね。何よりでした。

 別に、私は個人的に面識があるわけではないのですが、立候補しているのが吉田万三君だとしたら、ここはひとつ浅野史郎さんと政策協定を結んで立候補を辞退してもらいたいと思います。(別に、吉田万三君でなくても、そうお願いしたいのですが。)

 共産党の考えはちょっと違うかもしれませんが、共産党がからんだ選挙ではおうおうにして、共産党の票が非自民あるいは非保守候補に流れると、結果が逆転していただろうという結果になることがあります。

 今回の東京都知事選挙では、どうなのか良くわかりませんが、やはり石原-保守-自民と、非石原-非保守-非自民という対立の構図になるような気がします。そうすると、吉田万三さんも黒川紀章さんも浅野史郎さんもひとくくりに(小異を捨てて大同につく)なれば、かなり有利に話が進むと思うのです。

 それでも、石原さんが勝ってしまうということならば、それこそが都民の意志と納得もできますが、今度も票が割れて都民の意志は非石原でも、都知事は石原という結果になることが最悪のシナリオだと思います。

 吉田万三君、そしてできれば黒川紀章さんも、ここはひとつ反石原ということで浅野に合流していただくわけにはいかないものでしょうか。

 そうなると、首都決戦で燃えるとおもうんですけどね。
by stochinai | 2007-03-06 22:19 | つぶやき | Comments(12)

きらきら文字

 今日の小技は、M姫さまだけのためにあるようなものだと思います。こんな文字を作ってくれるジェネレーターです。



Myspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter Graphics Myspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter Graphics


 いつも、情報をいただいているSiMPLE*SiMPLEさんのところで紹介されていた、きらきら文字ジェネレータGlitter Graphicsです。ちょっとケバ過ぎる嫌いがなきにしもあらずですが、キャラクターによっては負けませんよね。



Myspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter GraphicsMyspace Glitter Graphics, MySpace Graphics, Glitter Graphics



 ただ、とても残念なことに、日本語が通らないんです(涙)。それに、なんだか変なアンダーライン(これはリンクが張られているってことでした:消しました)も入ってしまいます。おまけに画面の右上にバナーまでもが勝手に追加されて、、、、(消しました^^;)。まあ、遊ぶ時には、いいかも。
by stochinai | 2007-03-05 21:15 | コンピューター・ネット | Comments(3)
 YouTubeを保存するためのツールやサイトは山ほどあるみたいですけれども、たまたま見つけた動画を保存したくなったときに、サイトを探したりツールを探したりというのは面倒くさいと思います。

 そんなときに役に立つ、魔法のおまじないが発表されました。kissあるいはohaだけを記憶していれば、サイトもツールも探さずにその場で保存ページへ飛んでくれます。

 たとえば、YouTubeで動画をみていると、サイトバーには次のような表示がされていると思います。

 http://www.youtube.com/watch?v=3wfVhwPnjeQ

 このサイトアドレスのyoutubeの前に、kissあるいはohaを打ち込むのです。

 http://www.kissyoutube.com/watch?v=3wfVhwPnjeQ

 http://www.ohayoutube.com/watch?v=3wfVhwPnjeQ

 そして、リターンを押すと、YouTubeのダウンロードサイトへ飛んで、今見ている動画のアドレスが入力された状態になりますので、画面の指示に従って、クリックなりリターンなりをすれば完了です。

 簡単ですね。

 最初のサイトは、Kiss YouTube というおしゃれなサイトですが、次のサイトはどうやら日本で作られたパクリサイトのようです。何日生き残るかわかりませんが、それにしても「ohaYouTube - おはようチューブ」というネーミングは、なんとかならなかったもんでしょうか。

 すみません。今日のネタはあまりにも簡単なものですから、メモもブックマークもしておらず、ソースを見失ってしまいました。情報を提供していただいた方々には、お礼を申し上げるとともに、深くお詫び申し上げます。
by stochinai | 2007-03-05 21:10 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 先日28日に、大阪府立大学で論文ねつ造事件が発覚した時に書いたエントリーで、最後に「研究や教育に競争を持ち込むということが、こういう結果を招くであろうことは、わかっていた」と書きました。わかっていただけた方もたくさんいらっしゃったと思うのですが、説明もなしではわかっていただけなかった方も多かったのではないかと反省しております。

 それでこの数日、なんとなく消化不良のまま、どうやったらうまく説明ができるだろうかと考えていて、少なくとも最近になって目立つようになってきた論文ねつ造に関しては、かなり簡単に激減させることができる方法を思いつきました。

 まず最初に、なぜ科学者が論文をねつ造するのかということを考えます。理由は比較的簡単で、論文をねつ造することが本人の直近の利益につながる(あるいは、つながると信じられている)からだと思います。

 私が研究を始めた30年くらい前ならば、どんなにすごい研究をしても、新聞に出たりすることも珍しかったですし、たとえ新聞に出たとしてもあっという間に忘れ去られるエピソードのとして、誰の記憶にも残らずに終わったのではないかと思います。そんな時にも、博士を取るためや職を得るために論文のねつ造をしていた人はいたと思いますが、科学者の社会的・経済的地位が圧倒的に低かったこともあり、問題にされることはなかったのだと思います。

 それが、最近は海外の有名雑誌に論文が載ると、新聞に載るだけではなく、翌年から始まる数年間の研究費を獲得しやすくなったり、企業との共同研究につながったり、場合によっては企業の嘱託として給与が生じたりすることが珍しくない時代になりました。学生の場合ならば、奨学金の返済が免除になったり、RA(リサーチアシスタント)に採用されて謝金がもらえるようになったり、学術振興会の特別研究院に採用されて給与がもらえる身分になったり、その後のポスドクやさらには定職のオファーにつながったりすることに、すぐにつながる時代になりました。

 さらにひどいことに、10年くらい前からでしょうか、現在から5年以前に出版された論文は、現職の研究者の業績を判断する基準としては採用しないというシステムになってきました。今は、ほとんどの研究費の申請の際に添付できる研究業績は、5年以内の出版論文に限られるようになっています。

 しかし、よく考えてみればわかりますが、真偽を含めた科学論文の評価が確定するのは、多くの場合早くて5年から10年、時には30年・50年かかることも珍しくありません。そのくらいの時間が経つと、定説とされていた多くの科学理論が間違いだったことが明らかになったりするのも、よくあることです。

 そうした長い時間軸で評価が確定していく自然科学の世界に、長くても5年以内に得られた業績で研究者を評価するというシステムが持ち込まれたことに、諸悪の根源があるのだと思います。

 というわけでもうおわかりだと思いますが、1年や2年前に出た論文を研究者を評価する判断基準として使わないことにするだけで論文のねつ造はほとんどなくなるような気がします。そもそも論文などというものは、10年以上生き残ってこそ価値があるものだと思いますが、10年というのは少し厳しすぎると思いますので、5年以上前に出した論文で今でも引用される価値を持った論文のみが意味のある業績として評価されるシステムを作ってみたらどうでしょう。

 5年も経つと、もしもねつ造論文ならば、競争の激しい分野では間違いなく発覚しています。意味がない論文ならば、忘れ去られます。そんな中で、10年生き残ったら重要論文ですし、30年生き残ったら古典です。ほんとうに重要な研究およびそれを実行した研究者を拾いたいのなら、そうした評価システムを導入すべきです。

 この方法では若い研究者を評価できないという批判がありそうですが、もともと若い研究者は業績ではなく、実際に「本人」を見て評価すべきものです。そういう若者を、誰が書いたのかわからないような論文で評価しようとすること自体が間違っているのだと思います。
by stochinai | 2007-03-04 23:49 | 科学一般 | Comments(5)

春の足音

 北国に住んでいると、春に足音があるのを感じるものです。日向の庭では、雪が融けてスイセンの芽が見えるようになりました。
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 つららもどんどん融けて、痩せていきます。
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 水玉が、ぷくーっとふくらんで。
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 はなれた瞬間!(これは、会心の1枚なので大画像にしておきます。)
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 ヒューン。
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 モクレンの蕾も暖かそうです。
by stochinai | 2007-03-03 17:38 | 札幌・北海道 | Comments(6)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai