5号館を出て

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 このブログでも時々、サイバーバズの依頼による商品やサイトの紹介をさせていただいております。おそらく、このサイトを定期的にごらんになっておられる方の中には、タイトルに【クチコミ案件】などとあるものは読まない、という方もいらっしゃることと思います(笑)。

 【クチコミ案件】でやっていることは、モニターで製品をいただき、その感想を書くというパターンが多いので、書く方としてはブログのネタをいただいた程度の感覚ですが、依頼する方は当然のことながら広報を期待しているわけです。もちろん、モニター商品をいただくくらいで、広報に対応する特別な報酬をいただいているわけではないので、ポジティブな内容の紹介記事にする義理はないのですが、心理的にはバイアスがかかっている可能性はあるシステムだと思います。

 というわけで、私の感触としてはこのブログサイトではコマーシャル機能はほとんど果たしていないのではないかと思っておりますが、実際はどんなものなのでしょうか。

 この度、そうしたクチコミ企画を運用している株式会社サイバー・バズが、クチコミ広告の実態を調べる目的で、アンケート調査をするということでその告知を依頼されました。

 アンケート回答は、下の「アンケートサイト」をクリックしていただいた先のページにあります。

 アンケートサイト

 個人的には、どのくらいクチコミが商品購買とつながる可能性があるのか興味がありますので、この調査結果が出るのを楽しみにしています。

 お暇がありましたら、1分程度プチプチにご協力をお願いします。
by stochinai | 2008-07-17 19:50 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 今朝、ポッドキャスティングで聞いたくりらじテクノロジーニュースで言っていたのですが、Gmailに不正アクセスを監視するツールがついたようです。

 Gmailを使っている方も増えていると思いますが、あちこちの共用パソコンからメールを見られることは便利なのですが、自分ではログアウトしたつもりでも、次にアクセスした人がそのままメールを読めてしまったり、パスワードを盗まれたりするのではないかという不安がつきまとうものです。

 私もGmailを愛用しておりますが、持ち歩いている自分のノートパソコンでアクセスしている分には不安はないのですが、時々ついつい共用のパソコンからアクセスしてしまうこともあり、一抹の不安は感じていないわけではありません。

 番組の中では「gmailにリモートログアウト機能追加」という話題として取り上げられていました。実際に使ってみると、もちろん現在アクセスしているところから、それ以外のすべてのGmailアクセスでつながっているところがあったとしても、それらをすべてログアウトして切断することもできるのですが、そういうケースはあまり多いようには思われません。

 それよりむしろ、この機能のすばらしさは自分以外の人が自分のメールボックスにアクセスしている可能性をチェックできることだと思います。実際に使ってみると、すぐにわかると思いますので、試してみてください。

 Gmailのメールの任意のページで、一番下に常に表示されている部分を見てください。私の場合だと、こういうふうになっています。
Gmailのセキュリティ監視システム_c0025115_2335872.jpg
 状況によって文面はちょっとずつ変わるようですが、「このアカウントは他*カ所のロケーションから・・・・」と書いてある行の最後にある、「詳細」という文字がリンクになっていますので、そこをクリックするとちょっと感動的な情報に出会えます。
Gmailのセキュリティ監視システム_c0025115_23373427.jpg
 「このアカウントのアクティビティ」ということで、「このメールアカウントにおける前回の最終アクティビティと現在実行中のアクティビティに関する情報」が、詳細に表示されるのです。

 この例では、私が大学で4台のコンピューターで同時にアクセスした上で表示させたものです。現在、この情報を見ているコンピューター以外に3台のコンピューターから、ブラウザによりアクセスされており、さらにそのうちの2台においてはiGoogleでもメールが表示されていることがわかります。

 しかも、すべてのコンピューターのIPアドレスと、アクセスした日時が表示されますので、自分がアクセスしたものかどうかは、一目瞭然でわかるはずです。ここではブラウザとiGoogleでのアクセスだけが表示されていますが、POPやIMAPもしっかりと表示してくれます。

 その上で、もしも自分ではないアクセスが実行中だったり、あるいは自分のアクセスに違いなくてもログアウトし忘れているものが発見されたりしたら、「他のセッションをすべてログアウト」というボタンを押すと、瞬時にすべてのアクセスが遮断されます。その上で、不正アクセスが疑われたらすぐにパスワードを変更すれば、以降の不正アクセスは防止できるはずです。

 普通のメールサーバーでも、システム管理者はこうした情報を把握しているのですが、一般ユーザーにまで公開されることはほとんどないと思います。しかし、こうした情報は個々のユーザーが把握することで不正アクセスを検出する精度がグンと高まりますので、Googleが始めたこのサービスは、他のメールサーバーでも見習ってほしい非常にすばらしいものだと思いました。

 久々に、かゆいところに手が届くサービスに出会った感じです。

 この調子だと、Googleの独走はまだまだ続きそうですね。
by stochinai | 2008-07-16 23:56 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 先週10日、ノーベル賞を受けた小柴昌俊さんのお弟子さんで、現在日本でもっともノーベル賞に近いところにいる物理学者と言われていた戸塚洋二さんががんでなくなったという記事を目にしていました。朝日新聞に載っていた、「弟子を失うのは、親が子どもに先立たれるのと同じ。こんなにつらいことはない」という、小柴さんのコメントが心に残っていましたが、個人的に物理学には疎い私は、戸塚さんの業績もほとんど理解しておらず、単に高エネルギー加速器研究機構長だったということを新聞記事から情報として得ていたくらいの存在でした。

 それとはまったく別の話で、ウェブ上にはがんと闘病しながらブログを書き続けておられる方がたくさんいらっしゃいます。私がRSSで購読していたひとりのブロガーの方が、がんとの闘病の報告の他に、大学や研究のことを内部の人間のひとりとしてかなり的確なご意見を書いていらっしゃっいました。他は、ご趣味で庭に咲いている花の写真を撮してアップされていたのが、私と趣味が合うということで、よく見せていただいていたものです。ところが、その方のブログが先月から、ほとんど病気の状況と花の写真しかなくなってきていたので、だんだんと読むのがつらくなってくるとともに、心配もしておりました。

 その結果、7月2日に胡蝶蘭の写真を載せたブログがご自身で書かれた最後のブログになりました。写真も奥様が撮られたもののようで、最後の一文がとても気になっていました。

 今日、病院に外来で来ましたが、残念、そのまま入院になりました。

 いままでも、ネットの上で似たような言葉を最後に戻ってこられなかった方を、何人か見ておりましたので、その時フッと不安な思いがしたのですが、そのまま忘れておりましたところ、本日新しい記事が書かれました。
few more monthsの家族のものです。

皆さんすでにご存じのとおり、父は7/10に亡くなりました。
最後まで見守った家族としては、その壮絶な経過を記したいところですが、
本人はきっと嫌がるでしょう。
ただ、がんと正面から向き合い最後まで戦い抜いたということは言って良いと思います。

07年8月から始まったこのブログは、結局forth-three monthsで閉じることとなりました。

これまで皆さんに読んでいただき(時として更新することがプレッシャーともなっていたようですが・・・)、少しでも皆さんのお役に立てたのであれば、本人も喜んでいるものと思います。

これまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
本人に代わりここで御礼申し上げます。
 そこには、今まで見たことのなかった暖かい笑顔で微笑むご本人の遺影も掲載されていました。その写真毎日新聞に載っていた写真を比べ、「みなさんすでにご存じの通り」と「7月10日に亡くなりました」という言葉で、それまでまったく関係がないと思っていた2人の存在が、私の中でひとつにつながりました。このブログを書いておられたのは、戸塚洋二さんだったのです。

 私がこのブログの存在を知ることになったのは、「落ちこぼれの年金生活研究者」と名乗ってブログを書いておられたFewMoreMonthsさんが、私が昨年の9月13日に文科省の「世界トップレベル研究拠点」が決まったことについて書いたふてくされエントリー「bad news for Hokudai」に対して、非常に丁寧な反論のエントリー「世界トップレベル研究拠点プログラム採択課題の感想」をトラックバックしてくださったからです。しかも、コメント欄にも「初心者なのでトラックバックがうまくいったかどうかわからない」とか、「失礼があればお許し下さい」とか書き込まれ、とても紳士的な方でしたので、強く印象に残っておりました。

 書かれたものを読む限り、どちらかというと研究費を配分する側にいる方のように思われ、この方はただ者ではないと思ってはいたのですが、個々の議論に関しては意見が違うことがあったとしても、日本の科学研究の将来を憂う思いは同じだと感じ、それからは少々不吉なタイトルを持つブログ、The Fourth Three-Monthsを定期購読させていただいておりました。

 今から思えば、余命数ヶ月と宣告された時に、まだまだ後輩達に言い残しておかなければならないことがあると、ブログを始められたのではないかと思います。日本の科学政策に関しても、報告書などを詳細に読み解いて議論されておられ、私の雑文などと違ってブログにしておくのはもったいないような有益な提言もたくさんありました。残念ながら、あと少しで1年というところで途切れることになってしまいました。

 ネットやブログがなかったら、私のようなものがこのような偉大な方と議論するなどという機会は決してなかったものと思われます。だからどうしたということはないのですが、ネットの上で知り合い、実名も知らぬまま時折議論をし、日本の科学の将来を憂う同士としての連帯感も感じていたところでした。

 本日、FewMoreMonthsさんが戸塚洋二さんであることを知りましたが、新聞記事などのようにその方がノーベル賞を取る前に逝ってしまったということを嘆くよりも、私にとってひとりの貴重なブログの仲間を失ったということを心から悼んでおります。

 お疲れさまでした。ご冥福をお祈り申し上げます。
by stochinai | 2008-07-15 19:58 | コンピューター・ネット | Comments(2)

教員採用試験の不正

 確たる証拠は何一つ持っていないのですが、北海道においても教員採用と採用後の赴任地に関しては、「コネ」がある程度の力を持っているという話は何度も聞いたことがあります。

 それで、大分県の事件の報道が出てきた時に「やはり」とは思いましたが、それ以上にその事実が暴露されてきた経緯の方が気になっています。

 全国的に考えてみると、大分ほどひどい例はそれほど多くはないとしても、教員採用やその後の赴任先について、口利きやコネによる「手心」が加えられるというようなことは、ほぼ全国で未だに行われているのではないかと思われるのに、、なぜ大分だけがこのタイミングで表に出てきたのでしょうか。内部通報者がいたということは間違いないことだと思いますが、ある程度の内部告発あるいは情報のリークは全国的にあるはずなのに、なぜ大分だけがこれほどまでに徹底的に表に曝されているのでしょう。

 教員は基本的に終身雇用ですから、たとえ不正な方法によってでも職を得る際に200万円や300万円の謝礼をはらったとしても、退職までに入ってくる総収入のことを考えると、決して高い額ではありません。(ワーキングプアの方々の気持ちを逆なでしていることは、あえて承知しております。スミマセン。)逆に言うと、その程度のお金なら出す方も受け取る方もそんなに重要なこととは考えていなかったのかもしれません。そういう意味では数万円のワイシャツの仕立て券も、ゲンナマで300万円も犯罪者にとっては、感覚としてそれほど差がないのだと思います。

 つまり、大分ではある程度大きな現金が動いたので、警察も動きやすかったのかもしれないと思います。他の都道府県では同じような、コネや不正が横行していたとしても、不正の代償として「常識の範囲を超えない」程度の謝礼だったり、あるいは謝礼そのものが口頭による「お礼の言葉」だけだったとしたら、不正の証拠がはっきりと残っていない限り摘発はかなり困難だと思われます。

 しかし、たとえ警察が動きやすかろうが動きにくかろうが、いずれも犯罪としては重罪です。

 こうした、コネや不正が長年続くという背景には、それにかかわっているもの(今回の例でいうならば、議員を含む地方公共団体の有力者、教育委員会の有力者、学校関係の有力者、そして本人)がすべてグルになっていて、利害を共有していたと思われますので、そこから内部告発を期待してもなかなか難しいものがあるような気がします。

 では、今回は何が内部告発のモーティベーションになったのでしょうか。もちろん、純粋な正義感だったのかもしれませんが、そういう気持を持った人は、そもそもこの悪の枢軸に参加しなかったでしょうから、グループ内における仲間割れというようなものがあったのかもしれません。そのきっかけになったのは、ひょっとすると数百万円の現金だったような気もします。ワイシャツの仕立券くらいしか動かなかったとしたら、そんなものはもらってももらわなくてもそれほど気にならないかもしれませんが、同じ悪事を知っているものの中で、あるものは300万円を受け取り、あるものは1円ももらえないというようなことがあったら、くやしくて「ばらしてやる」という気持になるメンバーがでてきても不思議ではありません。

 もちろん、ニュースなどでそのようなことがあったとはひと言も報道されておりませんので、これはあくまでも私が頭の中で組み立てた妄想にすぎないのですが、悪事というものは結束の乱れがないとなかなか暴かれないということから、そのように想像してみました。

 一方、おそらく全国都道府県の多くのところでは、大きなお金が動くような悪質なものは少ないにしても、情実がらみのコネや不正が未だに行われているのではないでしょうか。噂も聞きますし、私が個人的に知っている何人かの方で、私から見るととても優秀で、教員としても適した資質をもっていると感じられる人であるにもかかわらず、教員採用試験で何度も失敗しているのを見るたびに、そしてそのような教員採用試験を乗り越えてきたはずの教員の中に「え~っ?」と思われれるような人がいるのを見聞きしたりするたびに、その思いが頭をもたげてきます。

 少なくとも日本中で、「昔はどこでもそういうことがあった」ということだけは多くの人が同意できるようなので、それが今日まで続いているかどうかを掘り返すことよりも、今回の事件を教訓に、日本中の教員採用において、すべての不正が一掃されるような仕組みが作られるのであれば、過去に行われた不正はさておき、今後にとって今回の事件が意味のあるものになる可能性はあります。

 過去に不正をして教員になっている人の処遇に関しては、その後でじっくりと時間をかけて行ったほうが、教育現場に対する混乱を避けるという意味では現実的な方法ではないかとも思います。不正に採用された人間をひとり残らず、即免職にするというやり方もあるとは思いますが、それで全国で何万人もの先生が一気に失職するなどということになると、もとに戻すまでに何年もかかるでしょうし、その間に教育を受けなければならない子ども達が被る被害を考えると、ここは多少の悪は飲み込むというような政策が必要ではないかと思います。

*と言っても、もっともありそうな幕引きのシナリオは、大分だけで火を消すということで、そういうことだと、全国的にはこの先何十年も不正を続けることを認めるということになるのでしょうね。
by stochinai | 2008-07-14 20:53 | 教育 | Comments(11)
 Science Daily におもしろい記事を発見しました。

 Magnolia Compound Hits Elusive Target In Cancer Cells

 マグノリアというのは、モクレンやコブシ、ホオノキの総称ですが、その実から抽出された化合物を使うと、化学療法が効かないとされていたがん細胞に化学療法が効くようになることが発見されたようです。

 モクレンは、春の私のお気に入りのひとつです。・・・・。

 アメリカ・ジョージア州にあるエモリー大学の研究グループが2003年に、日本や中国で使われている漢方薬の有効成分であるhonokiolという物質にがん細胞の分裂を抑制する効果があるということを発見していたのですが、この程その物質がRasという遺伝子が活性化されたがん細胞に効果があるということを見つけました。

 honokiol(ホノキオール?)という物質のことは知らなかったのですが、モクレンの実に含まれるということなので、その近縁のホホオノキと関係のある名前だと推測し、ホオノキオールで検索してみたところバッチリでした。

 Google検索 ホオノキ

 ホオノキは漢方では有名なもののようで、厚朴(コウボク)と呼ばれる樹皮に中枢抑制作用、抗ストレス潰瘍作用、胃液分布抑制作用、筋弛緩作用を持ち、柴朴湯(サイボクトウ)、半夏厚朴湯(ハンゲコウボクトウ)、平胃散(ヘイイサン)という漢方薬の成分として処方されているとのことです。

 モクレンの仲間のマグノリアには、このホオノキオールとそれにきわめてよく似たマグノロールという物質が含まれています。

 Rasはたくさん(ヒトのにおいて約3分の1)のがんにおいて変異を受け、活性化されていることが知られているのですが、この変異を持ったがんは制がん剤による化学療法がなかなか効かないということが知られてもいるのだそうです。

 そこで制がん剤と一緒にホオノキオールを使うと、Rasの活性化がブロックされて制がん作用がみられるようになるというのが、今回の発見です。

 Rasが活性化されていると、がん細胞が制がん剤を排出してしまうのですが、Rasグループの遺伝子が活性化されている乳がん細胞にホオノキオールを与えると、RasがフォスフォリパーゼDという酵素を活性化する過程が阻害されるようです。肺がんや膀胱がんの細胞でも同じ効果が得られるとのことです。

 これは7月1日に出版されたClinical Cancer Researchという雑誌に報告されました。

Avalon Garcia, Yang Zheng, Chen Zhao, Alfredo Toschi, Judy Fan, Natalie Shraibman, H. Alex Brown, Dafna Bar-Sagi, David A. Foster and Jack L. Arbiser. Honokiol Suppresses Survival Signals Mediated by Ras-Dependent Phospholipase D Activity in Human Cancer Cells. Clinical Cancer Research, 4, 4267-4274, July 1, 2008 DOI: 10.1158/1078-0432.CCR-08-0102

 しかし、ちょっと気になるのが以下の文章です。

Emory University is in the process of licensing honokiol and related compounds so that they can be tested in people in cooperation with industry partners.

 エモリー大学は製薬会社と共同で、ホオノキオールと関連物質(マグノロールなど)を治験を行うライセンスを申請中である、ということです。

 漢方薬の中から発見された有効物質が薬として認可されたら、漢方薬はどうなるのでしょうね。ちょっと心配になります。
by stochinai | 2008-07-13 23:27 | 生物学 | Comments(2)
 昨日は久しぶりに本格的な雨が降りました。これで、芝生などを含めたたくさんの植物が一息着いた札幌です。

 私は相変わらず野菜クズを土に活けて、野菜クズガーデニングを楽しんでいます。これは、最近の作品。ミズナ、レタス、キャベツです。
野菜クズガーデニングとサイエンスカフェしろくま_c0025115_21314298.jpg
 レタスは腐りやすくて難しいのですが、これはうまく育ってくれているようです。
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 キャベツは元気良く、また玉を作り始めています。新しいキャベツの玉ができたら、「再生ガーデニング」として学会報告したいところです。
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  農薬を使わない我が家の庭にはいろんな虫がでますが、こんなのもいました。苦手な人はクリックしないでください。
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 見たい人は、クリックをどうぞ。

 さて、今日は第2回のサイエンスカフェしろくまがありました。

 参加されていた、S研の方が「今日のゲストくらいの美人をアイコンにすることができたら、サイエンスカフェは新しいビジネスモデルとして成功できるだろう」とおっしゃっていました。ゲストは、若い気象予報士さんです。カフェのペットであるしろくまも、美人のゲストとファシリテーターの両手に花状態で、おとなしくしていました。
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 カフェは質問と丁寧な説明の連続に終始して、用意していた話題の3分の1くらいしか消化できなかったようです。参加者全員が「なんちゃって気象予報士」になって話した放言天気予報をゲストのKAさんがまとめた白版です。(これを撮している時に、うしろから誰かが「これは今日のブログにでますね」と言っていたので、「それは、どうかな」と答えてしまったのですが、やっぱり出してしまいました。029.gif
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 カフェが行われたのは前回と同じ、時計台前のカフェです。
 ここにくるとどうしても写真を撮りたくなってしまいますが、今年は創設130周年なんですね。
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by stochinai | 2008-07-12 21:47 | 札幌・北海道 | Comments(1)
 ひとりは言わずと知れた山本モナさん。まあ、これだけあけすけに事実があっさりと認められるのも、彼女ならではのことでしょうが、それならばそれでそういうキャラであるとして彼女を使いこなせないテレビという媒体の窮屈なことに、今さらながらですが失望します。彼女は同じ事例の「前科」があるわけですから、テレビに復帰させるに当たって、使う側にその覚悟がなかったということが、あっさりと暴露されてしまいました。

 まあ、我々のような小心者であるならば、一度熱湯を飲まされるような思いをしたならば、次には萎縮してしまうものなのですが、モナさんの場合はまったくそのようなことがなかったということのようで、びっくりするほどの同じことを再現してくれました。うがちすぎなのかも知れませんが、モナさんは自分を使う側の人達に敢えて挑戦的に同じことを繰り返してみせて、彼らを試したということのような気もします。

 事務所やテレビ局は、彼女の「前科」のほとぼりが冷めたと判断し、さらに彼女のタレントとしての才能が欲しくて仕方がなかったので、今回レギュラーのキャスターとして再登板させたのだと思います。彼らにとっては、彼女がそういう彼らの思いという「空気」を読んでくれて、しばらくはおとなしくしてくれるのではないかと期待していたのだろうと思いますが、どっこいそんな玉ではなかったようです。

 しかし、彼女の周辺にいる人間ならば、彼女という人間を知っているはずで、今回のようなことは「絶対に起こる」と見ていたのではないでしょうか。

 すごいなあと思うのは、彼女は新しい仕事をもらっても、それを守るために自分の生活を変えるなどということは考えもしなかったと想像されることです。我々などは、もしも認められて新しい仕事や役職をもらったら、途端に自分らしくもなく変に高尚な人間を演じてしまいがちだと思います。モナさんの行動は、そんな我々の小市民的性格を笑い飛ばしてくれたような気もします。

 というわけで今回も、彼女はたった1回の出演で降板させられても、あまり落ち込んでいないのではないかと想像できます。

 そんなスケールの大きなタレントを活躍させることはテレビ業界にも大きなメリットがあると思うのですが、彼らはそのメリットよりも小さな「安定」を望んだようです。滅び行くメディアとしては仕方がないのかもしれませんが、モナファンの私としてはせっかく多くなってきた彼女を見る機会が減ることが残念でなりません。

 ・・・

 もうひとりの山さんは、ヤマダ電気電機の山田昇会長さんです。読売によると、公正取引委員会の排除措置命令に反論したそうです。

 「納入業者にもメリット」ヤマダ電機会長、公取委に反論

 池田信夫blogでも「ヤマダ電機にも一分の理」というエントリーが書かれておりますので、私が敢えて書くまでもないのですが、メーカーの販売員が小売店で営業を手伝うなどということは、あまりにもどこででも行われていることで、この時期にヤマダ電気電機だけが挙げられるということはどういうことなのか、と不思議な気がしました。

 まあ、年商が2兆円にも達しようという超巨大小売り店ですので、独占的になってはいけないと牽制しようという政治的判断があったのかもしれないということはわからないでもないのですが、会長が「納入業者側にも販路拡大のメリットがある。大手などは『お金は不要だ』と言っている。(派遣は)相手からの要望で、いなくてもいい」と言っていることはほんとうのその通りだと思います。

 コンビニや酒屋、あるいはスーパーマーケットなどにメーカーの販売員が日参して製品の陳列などを手伝うなどということは普通に行われている営業活動の一部でもあり、それが現在問題になっている派遣社員と同列に問題にされるようなニュースの扱いにはとても違和感を感じました。

 もちろん、タダでよその会社の社員を使うということは正しくないという議論は間違いではないと思いますが、派遣社員をタダで使っていたというわけではなく、メーカーから給料をもらっている社員がいわばメーカーの正式業務としてヤマダ電気の店番をすることが、公正取引委員会によると「優越的地位の乱用」になってしまうというのは、ちょっと笑ってしまいたくなるような裁定だと思いました。

 おそらく、山本モナさんと山田昇会長さんにはかなりの数のサポーターもいると思いますので、不条理な弾圧に屈することなく、支持者のためにがんばっていただきたいというのが、本日のつぶやきなのであります。
by stochinai | 2008-07-11 22:21 | つぶやき | Comments(15)
 山田ズーニーの大人の進路教室、藤井さんの第2回目のポッドキャストがリリースされています。

 第二十二章 「研究」を仕事にしますか?
Lesson85 文系か?理系か?決められなかった 7月3日 放送済み

Lesson86 研究を仕事にする 7月10日 放送済み

Lesson87 妻として母として、そして自分のやりたいことをやるための転職 7月17日

Lesson88 文系理系の橋渡しをしたい 7月24日
 私が受け取った第2回目のメッセージは、「まずは就職活動してみようよ」でした。

 是非、お聞き下さい。
by stochinai | 2008-07-11 18:27 | 科学一般 | Comments(0)
 昨日、国立大学協会、公立大学協会そして日本私立大学団体連合会が(1)卒業学年当初や3年以下の学生に対する実質的な採用選考活動を慎む(2)採用活動は可能な限り祝休日や長期休暇に行う(3)正式内定日は卒業学年の10月1日以降にして欲しい、と日本経団連や全国銀行協会、リクルートなど137団体・企業に対し、採用活動早期化の是正を求める要請書を提出したという記事が報じられました。(例えば、産経ニュース「授業にならない! 「青田買い」是正を 大学3団体、企業側に要請」参照)

 たしかに、新卒大学生の就職活動(企業側から見ると採用活動)は年々早期化しており、3年目の冬からというのは当たり前になってきているようです。さらに、通年で採用をしている外資系の存在もあって、新卒採用の「開始時期」というものの存在があいまいになってきて、今年などはすでに3年生の夏頃から動き始める学生も出ているとのことです。

 大学院の修士では就活開始が1年生の秋頃というのが普通で、最近は夏頃から始める学生も出てきているようで、来年になるとおそらく修士入学と同時に2年後に働くための就活が開始されるようになるのは、(笑い事ではなく)現実化するでしょう。

 学部の3年生というのは、ようやく大学らしい授業が始まる時期で、理系だと実験なども多くなりもっとも忙しいのが3年生です。その時期に就職活動で時間が取られるということは、就活をする学生も採用する側の企業も「就職のためには大学での学問は必要ない」と判断しているということにもなります。しかし、大学教育のもっとも充実したところをスキップするというのは、今の大学カリキュラムのままだと、学生も企業も「損をする」ことになると思います。

 長年、就活する大学院生を見ていると、就職活動というのは学生にとって苛酷な試練でありますから、逆にそれが社会人として成長する非常に有意義な契機になっていることも認めざるをえません。半年から1年、そうした活動をしてその間研究者としての成長や実験データの蓄積という面ではマイナスになったとしても、社会人としての成長があったのだとしたら、長い就活期間そのものが、必ずしも否定的なものとして非難されるべきだけのものではないのだと思います。

 同じように、学部生も長い期間就活をすることになっているのだとしたら(私の周辺では、ほとんどの学生が大学院進学をするので、あまり実際に就活している学部生の例は知らないので、間違っているかもしれませんが)、それは単に「大学の教育の機会を失っている」だけではなく、「大学では得られない貴重な教育の機会を得ている」という側面もあるのかもしれません。

 また、学生を社会人として育てるという意味において、現在の大学はあまり評価されていないという声も良く聞きますので、単に企業側に採用活動の自粛を求めるだけでは事態は解決しないと思います。

 そこで、どうでしょう。ちょっと荒療治ですが、大学生も1年生から就職活動をカリキュラム化して、授業の一環として行うようにしてしまうということを検討しても良いのではないでしょうか。

 もちろん、単なる「模擬就職活動」ではなく、そのカリキュラムの中で良いマッチングが得られたら企業へ就職が「内定」しても良いと思います。ただし、あくまでもそれは「仮の内定」であり、その後、企業と大学が協力してその学生をより企業に役立つ存在へと成長させていくための教育を行うのです。その結果、学生が「内定」に安住して成長が見込まれないということになったら、3年生か4年生の段階で大学と企業が協議の上、「内定取り消し」もありうるというシステムにしておきます。

 いろいろと細かくつめなければならないところもたくさんあるとは思いますが、大学と企業(社会)が協力して学生を教育するというシステムをうまく作ることができれば、大学も企業も納得できる高等教育になるのではないかと夢想してみました。

 無理でしょうか?
by stochinai | 2008-07-10 21:32 | 大学・高等教育 | Comments(10)

 ネットを通じた新しいサービスが始まっているようです。最初、シェモア(フランス語で自分のうちで、というような意味)かと思ったのですが、シェアモでした。つまりシェア(Share) More くらいの意味の言葉だと思います。

 『ソーシャル・シェアリング・サービス シェアモ(ShareMo)』 プレスリリースpdf

 サイトに入ってみると、商品の一覧が出てきて、あたかもオークションサイトのような雰囲気がありますが、すべての品物は基本的に無料です。(ただ、シェア対象のほとんどが0クラスになっていますが、時々10000クラスと表示されているものがあって、ちょっと気にはなりますw。)


 とりあえず、私が理解したことは、要するに不要品の無料リサイクル・サイトということです。無料ではありますが、中でポイントは動きます。

 自分ではいらなくなったけれども、まだ使いたいと思う人がいるのではないかというものを持っている人は、商品情報・写真とともにそれをサイトに出品します。誰かが気になってくれて、使ってみたいということになれば、料金着払いで送ります(シェア)。そうすると出品者が1000Rというポイントを獲得します。

 着払いで受け取った人はその時点で100Rをもらえます。気に入ったら2000Rで引き取ることができますが、ポイントを持っていなければ現金で買ったりすることはできないようです。

 気に入らなければ、それをまたサイトに再出品して、次にシェアしたいという人に送ったら、送った人、次にシェアする人、そして最初の出品者それぞれに100Rずつポイントがつきます。

 ポイントがたまると、国際環境NGOである FoE Japan に寄付が行われるとのことですが、これで参加者のポイントが減るということはなさそうです。

 「保有しているポイント(R)によって、会員のランクが決まり、ランクによってシェアできる商品が異なる」という注意書きがありましたので、おそらく上に書いた「シェア対象:10000クラス」というのは、貯金ポイントが10000R以上ある人限定ということではないかと思います。(結構、いいものが出ています。)

 心配な点は、誰もシェアを希望してくれないとポイントがもらえないし、不要品のリサイクルにもならないということと、シェアしてみたものの、次に誰も受け取ってくれないということになると、そのものが「引退」ということになり、不要品が自分のところに残ると言うことになります。これはちょっとした「悲劇」かもしれません(笑)。

 また、たまったポイントはチャリティ団体に被災地にも寄付できると書いてあります。

 さて、この事業のビジネスモデルはどうなっているのでしょう。もちろん、スポンサーがあるのでしょうが、このサイトのムーブメントが盛んになると、まず郵便局などの配送業者が儲かりますので、そういう業者がスポンサーになっているのかもしれません。また、これはセキュリティなどの関係からか、携帯電話からでなければ使えない仕様になっていますので、携帯会社もスポンサーになっている可能性もあります。

 オフィシャルなサポーターとしては、So-net, FoE Japan, MYLOHAS, greenbird が出ています。

 さて、このムーブメントが成功するかどうかは未知な感じがしますが、どこかの宅配業者が集配してくれることで、商品の配送手続きが簡単になったら、意外と利用者は増えるかもしれないという気がしました。

 しばらくはウォッチしてみたいと思います。


by stochinai | 2008-07-10 19:40 | その他 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai