5号館を出て

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3月16日のtwitter

【引用は無断でOKなのだ】「無断引用」という表現はやめよう|Colorless Green Ideas htl.li/uDtgK 「引用という行為は、引用の作法を守っているかぎり、法的にも倫理的にも何ら問題のない・基本的に無断で行われる・研究上の不正ではない」


posted at 23:07:13


[exblog] 4年目のe-TAX bit.ly/1fMLuER


posted at 22:58:21


【訃報:ご冥福をお祈りします】安西マリアさん死去=歌手「涙の太陽」がヒット―60歳-ガジェット通信 htl.li/uDpzH 延命治療はしないと報道されていたので覚悟はしていたのですが、ある時代の終わりを実感させられる方の一人がまた亡くなったと実感されます。


posted at 22:04:41


【幕引きの予感】論文撤回後、理研調査委員会はどうするのか 教育と社会を考える/ウェブリブログ htl.li/uDbIG 「なぜ・不完全な論文が・ネイチャーに投稿・素通りになった・研究体制上の問題・検証する責任・中間報告会・その・検討課題が設定されていなかった」


posted at 16:31:30


【STAP細胞騒動の経済犯罪的事案に発展する可能性を主張する意見】STAP細胞論文共著者と株式市場を結ぶ点と線:植草一秀の『知られざる真実』 htl.li/uDbv3 「セルシード社・株価がSTAP細胞作製報道・直後・に・急騰・1ヵ月半で半値以下に暴落」


posted at 16:24:09


【全国の科学系博物館のデータを串刺し】サイエンスミュージアムネット htl.li/uDaWB 「Web情報検索・自然史標本情報検索・研究員・学芸員検索・GBIF Portal 世界の自然史標本情報検索・GBIF日本ポータルサイトへ」でも、どう使ったらいいの?


posted at 16:01:04


【発覚するたびに「特殊な事例」と片付けることで再発を繰り返しているのが現状か】就活と小保方晴子(STAP細胞)問題-道教科研公式ブログ htl.li/uDaQW 「ばれないウソを饒舌に語る者が「勝者」になる。真面目に深く、愚直に考える者は「敗者」になる。」


posted at 15:55:13


【5秒ルールが国際的なものだったとは!?】Scientists Study What to Do If You Drop a Cookie on the Floor htl.li/uCVsC 5秒ルール支持の根拠 htl.li/uCVD2


posted at 08:29:07


@Xenopus007 htl.li/uCUq7 北大の研究者らが「STAP-2」の同定に成功: htl.li/uA00T 「アレルギー応答を調節するマスト細胞内タンパク「STAP-2」の同定に成功した


posted at 08:08:25


[exblog] 3月15日のtwitter bit.ly/1iPIN41


posted at 07:55:19


by stochinai | 2014-03-17 06:07 | コンピューター・ネット | Comments(0)

4年目のe-TAX

 e-TAXで確定申告を始めて、今年で4年目になりました。最初の頃は、もう来年からはやめようと思いながらも、敗北するのが悔しいので意地を張って使っていた気もしますが、その頃を考えるとずいぶんと使いやすくなってきた気はします。
4年目のe-TAX_c0025115_22262678.jpg
 一番いいのは、土日を含め24時間体制で入力・送信ができるので、特に今年のように昨日・今日と土日を挟んで明日が確定申告の締切日というような時に、普通のお役所の受付だと最終日に受け付けてもらおうとするとほぼその日一日は何もできないことを覚悟する必要があるか、あるいは金曜日までに郵送を終えなければならないということになるのですが、今日のように日曜日の午後にでもゆっくりと登録送信が可能だということだと思います。

 今年はちょっと冒険をして、大学と自宅で2台のコンピューターから入力するという「冒険」を試みました。e-TAXの良い所のひとつに、入力作業を途中で中断して、入力データを保存しておき、次にはそのデータを読み込んで継続することができるというこがあります。今年は、そのデータをクラウドに保存して、大学と自宅で入力が継続できるかどうかという実験をしてみました。

 過去のe-TAXの硬直性のひとつにブラウザの制限と、住基カードに登録した電子証明書を読み出すためのハードウェアの制限があまりにもきついということがありました。ブラウザはIE6以外はダメとかいう時代もあったと思いますし、ICカードリーダーも最初は非接触型のSONYのPaSoRiくらいしか使えなかった記憶があります。それが、今年はかなりゆるくなっています。

 こちらが使えるブラウザです。
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 なんとマックにも正式対応していますし、IEもいろいろOKになっています。

 私はe-TAXのために買った非接触型ICカード用のPaSoRiも持っているのですが、大学での学外からのシングル・サインオンのために接触型ICカード用のリーダーライターを買わされました。

 こちらがPaSoRiです。
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 そして、今年は調べてみるとなんと私の持っている接触型のリーダーライターも使えるようになっているではありませんか。
4年目のe-TAX_c0025115_2243350.jpg
 こちらはもともと学外から学内LANへのシングル・サインオンのために購入したものですから自宅に置いてあります。今年は大学に置いてあるPaSoRiと、自宅に置いてあるNTTの機種を使い、クラウドに保存したデータでe-TAXの送信ができるかどうかの実験でもありました。

 いろいろありましたが、結論からいうとできました。

 まずは、数日前に大学で入力を始めました。その時はPaSoRiで個人認証をして、途中で入力データをDropBoxに保存しておきました。
4年目のe-TAX_c0025115_2245251.jpg
 そして、昨日そのデータを自宅で呼び出して入力の継続をしてみたところ、なんの問題もなくできました。この時には個人認証を要求されなかったのはちょっとセキュリティ的に甘いかなとも思ったのですが、本日いざすべての入力を終えて送信しようとしたら、その時にこちらのコンピューターでは個人認証ができていないと拒否されてしまいました。

 まあ、これは想定内のことだったので慌てず騒がず、自宅のコンピューターで接触型のリーダーライターを使って個人認証をセットアップしたのですが、それでも個人認証に失敗して送信ができませんというエラーが出続けます。ここで深呼吸をして、システムを再起動して最初からやり直したところ成功しました(^^)V。

 とまあ、ある程度慣れてくるとやはりオンラインでの確定申告は便利この上ないのですが、今から新たに始めようとしている人にはまだちょっと敷居が高いかもしれないな、というシステムです。

 しかし、せっかく動き始めたシステムですから、さらに改良を進めて新入社員から退職した人の誰でもにフレンドリーなシステムに成長して欲しいと思います。

 それにしても、大した雑所得でもない私ですが、毎年確定申告をしてかなり痛いと感じられる増税分をお支払いするという優良納税者的行動を取っているのですが、その税金がいい加減に使われていると感じられることが多いと、本当に腹がたってくる毎年の今頃なのでした。
by stochinai | 2014-03-16 22:58 | コンピューター・ネット | Comments(0)

3月15日のtwitter

[exblog] 雪解け進むかに思えたものの bit.ly/1iNwxp9


posted at 23:10:36


【ICTリテラシー不足】地震メール未着、原因は1行500文字超の長文YOMIURI ONLINE htl.li/uCnqv 「14日・京都府・防災・防犯情報メール・一部・届かなかった・NTTドコモ・約7500人・1行約500文字を超える長文・受信できなかった」


posted at 22:14:02


【道東は大雪】3月としては81年ぶりの大雪【根室】|北海道ニュースリンク htl.li/uCnbs 「根室の過去の積雪最大値は1933年(昭和8年)3月29日に記録した92センチで、今回の「85センチ」は、歴代2位に相当・3月としては81年ぶりの記録」


posted at 22:08:39


【どこから手を付けたらいいのか研究疑惑】東大のSIGN研究、ノバ社員が深く関与:日経メディカル htl.li/uCmD2 「東大・中心・慢性骨髄性白血病(CML)の臨床研究であるSIGN研究の計画や実施の過程で、ノバルティス ファーマ社員が深く関与していた」


posted at 22:00:58


【「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から3年~」のリメイク・姉妹編・明日16日午後3時からEテレで放送・「福島 科学と人間の地図~原発事故から3年~」、内容時間74分です。】Twitter / nhk_Etoku htl.li/uClFq


posted at 21:45:33


[exblog] 3月14日のtwitter bit.ly/1fGNE9c


posted at 08:16:48


by stochinai | 2014-03-16 07:55 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 今朝の我が家の前。
雪解け進むかに思えたものの_c0025115_22493871.jpg
 路面の融雪はどんどん進み、順調に春へと進みつつあるのが感じられます。

 路面にも水たまりができはじめ、この時期になると毎年の楽しみでもある、水たまりの水を流す水路作りをやりました。
雪解け進むかに思えたものの_c0025115_22512891.jpg
 ちょっとわかりにくいのですが、ガレージの屋根から下を見下ろしています。

 道路へ雪をかきだすと(実はこれは道路交通法違反なのですが、交通の妨げにならない程度ということでご容赦願っています)、たちまち溶けて水になりますが、道路から下水へ水を導く排水口がまだ氷の下にあると、道路はたちまち水浸しになります。この道路もつい先程まで大きな水たまりがあったのですが、画面左端の氷の中に細い水路を作ったところ、あっという間に水は地下へと吸い込まれた後の様子です。

 こうしておけば、ここにはもう水たまりはできないと思います。

 というわけで、この後順調に雪解けと排水が進むかと思われたのですが、午後になってから雲が厚くなってくるとともに雪が降り出しました。
雪解け進むかに思えたものの_c0025115_225729100.jpg
 むき出しになった路面に落ちた雪は「落ちては溶けるなごり雪」の様相なのですが、不思議なことに雪の上に降った雪はどんどんとその厚みを増していき、結局夕方ころまでに、雪の上には5センチ位の積雪が加算されてしまいました。

 むき出しの路面には雪はほとんど残らなかったのですが、積雪深を記録している各地のポイントには雪が残っているところがほとんどですので、今日もまた融雪は足踏みということになっていると思います。

 東区のデータはありませんが、札幌市中央区の札幌管区気象台の観測ポイントでは、未明の85センチから現在は88センチと増えています。明日も、それほど暖かくはなく(といっても、今どきとしては普通の)最高気温がプラス2℃の予報が出ている上に「雪」の予報ですので、公式データ上では積雪深は増えることがあっても大きく減ることはないと思います。

 しかし、来週からの10日間天気予報を見てみると、とてつもない高温期(?)が来るようです。
雪解け進むかに思えたものの_c0025115_236566.jpg
 この調子だとやはり平年並みに溶けるんでしょうね。
by stochinai | 2014-03-15 23:10 | 札幌・北海道 | Comments(0)

3月14日のtwitter

[exblog] 道が開いた bit.ly/1dYAPWA


posted at 19:27:11


【話題になっているSTAP細胞とこのSTAP-2は一切関係ない】北大の研究者らが「STAP-2」の同定に成功|スラッシュドット・ジャパン サイエンス htl.li/uA00T 「アレルギー応答を調節するマスト細胞内タンパク「STAP-2」の同定に成功した」


posted at 18:38:21


【後に引けなくなった?】ヤフーの“3.11検索で寄付”企画、参加者分の2568万3250円を全額寄付へ 上限500万円を撤回-はてなブックマークニュース htl.li/uzNkm 「検索・1人につき10円・256万8325人・上限500万円を撤回」 エライ!


posted at 15:52:46


[exblog] 3月13日のtwitter bit.ly/1gobS7I


posted at 06:43:05


by stochinai | 2014-03-15 08:16 | コンピューター・ネット | Comments(0)

道が開いた

 昨日の排雪の成果です。
道が開いた_c0025115_1985033.jpg
 下は3月2日の同じところから撮った風景です。ここからさらに20センチくらい積もった後での排雪ですから、一昨日はかなり悲惨な状況でした。
道が開いた_c0025115_20504618.jpg
 路面もアスファルト付近までけずりとられ、道幅も倍以上広がりましたので、対向車も余裕ですれ違えるようになりました。

 暖かくなったとはいえ、朝はやはり凍りますので日陰の路面は注意しなければツルツルになっていることを除くと、道は広いし路面も安定してきて、すれ違う自転車もどんどん増えてきました。

 恒例のイチョウ並木の定点観測も「春近し」のタイトルを付けても違和感はありません。
道が開いた_c0025115_19142485.jpg
 しばらくは、この調子が続きそうな札幌です。
by stochinai | 2014-03-14 19:27 | 札幌・北海道 | Comments(0)

3月13日のtwitter

[exblog] 無理やり春を呼び寄せる bit.ly/O5uKhs


posted at 18:55:13


【竹市センター長の発言は初めて?】STAP論文:神戸の理研センター長「取り下げやむなし」-毎日新聞 htl.li/uxsg3 「論文発表前にデータを見て・STAP細胞・信じた。だが、科学には作法がある・論文の体をなしていなければ・取り下げざるを得ない」


posted at 18:03:54


[exblog] 3月12日のtwitter bit.ly/1nOjnqQ


posted at 07:10:52


by stochinai | 2014-03-14 06:43 | コンピューター・ネット | Comments(0)

無理やり春を呼び寄せる

 朝、8時半過ぎ、我が家の前にいきなり現れた鎌首をもたげた怪しげな重機。こっちを向いたら怖そう(笑)。もちろん、街を制圧しようとして出撃してきた軍用機ではなく、排雪車です。
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 本日、午前9時の札幌東区の積雪深は記録的な豪雪だった昨年とまったく同じ123cmに達しています。ちなみにこの5年間の平均はわずか78cmですから、昨年・今年の雪の多さがわかります。

 この排雪車が次々と雪を吸い上げては数十秒でダンプカーを次々にいっぱいにしていきます。
無理やり春を呼び寄せる_c0025115_18405074.jpg
 一瞬ですが、ダンプと排雪車の全体をとらえることができました。この時、排雪車の吐き出す雪はダンプの荷台ではなく、道路際の雪山に向けられていますが、ひとまずここに集めてからそれをダンプの荷台へと載せていきます。
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 下は、ダンプに向かって雪を吐き出し始める瞬間ですが、あまりよくわかりませんね(笑)。迫力を出すために一部を拡大してみました。
無理やり春を呼び寄せる_c0025115_18522622.jpg
 この作業の後に大雪が降ることもなきにしもあらずなのですが、どうやら今年はこうして強制的に呼び寄せた春が実際にやってきそうな気がします。

 もうひと息です。
by stochinai | 2014-03-13 18:55 | 札幌・北海道 | Comments(0)

3月12日のtwitter

[exblog] 研究の作法を誰が教えるか bit.ly/1i5fGL4


posted at 18:20:06


【北大などで後期日程2次試験】HBC NEWSi htl.li/uuPvK 「道内の国公立大学・後期日程の2次試験・北海道大学の後期日程の2次試験には、483人の募集に対し4322人が出願し、12日受験しているのは2013人で平均倍率4.17倍」半数以上欠席


posted at 17:15:22


【正論かもしれませんが、大多数の大学生は時期がくれば「そんなもんだ」と現状に従うのみだと感じられます】やらずぶったくられる就活大学生を救う仕事を担うのは、実は大学-勝手にメディア社会論 htl.li/uuMse 「もっぱら目先の情報をルーチンに従って「処理」」


posted at 16:21:47


[exblog] 3月11日のtwitter bit.ly/1i9XjoX


posted at 05:03:06


by stochinai | 2014-03-13 07:10 | コンピューター・ネット | Comments(0)
 今日は北大の一般入試の後期試験のため、朝は7時前に家を出ました。東区(といっても我が家の近辺が特にひどかったようですが)は、15センチ位の積雪があったため自転車はあきらめて歩いていると白く見えたものは降っている雪ではなく、朝になって気温が下がってきたためかだんだんと濃くなっている霧でした。
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 今日の試験を最後に、次年度の新入生が最終的に決定することになるのですが、今どきの大学新入生に今まであまり書いたことのないレポートというものを課すると、そもそも何を書いて良いのかわからない、書き方がわからないということで、多くの学生はまずはインターネットで探したものを露骨にコピペしてきます。

 最初のうちは、コピペがばれると思ってか、文章をどこから持ってきたかという情報を書いてこない学生が多いのですが、インターネットから引用するのは構わないから必ずどこにあった誰の文章から引用したということを示すようにということをしつこく繰り返していると、だんだんとインターネット時代の「引用の作法」の初歩の初歩が身についてきます。多くの学生は最初にうちは、たったひとつのサイトから一本のレポートの全文を作り上げるくらい大量にコピペして一丁上がりというレポートを出してくるのですが、できるだけたくさんのソースから少しずつ引用してあるレポートが高い評価を得る可能性が高くなるということを伝えると、優秀な学生はだんだんといろいろなところを散策してつまみ食いし、だんだんと自分なりにまとめたものを作るということができるようになってきます。もちろん、できるようになる学生と、最後までまったく進歩のない学生というものはいます。

 大学院生になって英語を書くようになってくると、その場合も日本語の文章を書く時と同じように、あちこちから自分のデータや考えたことを表現するのにぴったりな英文を拾い集めてくることはいっこうに構わないから、ということで指導します。インターネットがない時代にも、教科書や他の人の論文の中にあった文章を少しずつ拝借するということは、我々のようにもともと英語を話さない国民にとってはむしろ推奨される英語上達法だったと思います。

 ICTが発達した時代にはそうした訓練がよりやりやすくなっているはずなのですが、怠慢な学生はついつい1ヶ所から大量にコピペをしてしまい、そのことがばれるのを恐れてか、もっとも大量に引用(コピペ)した原著を引用文献に挙げなかったりするので、どうしても不思議な論文原稿ができあがってしまいます。

 そうした原稿を最初に読むのはいわゆる「指導教員」と呼ばれる立場の人ですが、専門の研究という意味でも重なっており、ていねいに学生の書いた文章を読む機会がもっとも多い指導教員が「英語論文を引用する作法」を教える義務があると思います。さらには、学生が研究を始めるようになると、その研究を指導するとともに、研究成果が論文になるときには多くの場合「共著者」として連名になることが多い我々理系の場合には、指導教員こそが学生の書いてくる論文原稿の最初の査読者としてもっとも責任が大きい存在になります。ここで厳しく、厳しくしつけられなければ、子供はダメになってしまいます。

 私の大学院時代の指導教官のキャッチフレーズは「君にはダマされまいぞ」でした(笑)。

 学生が大学院を卒業し、一応独り立ちしたポスドクや研究員となったとしても、理系の場合には共同研究者がたくさんいることが多いわけですから、その共同研究者たちが「実験の大部分を実行し、最初の論文原稿をかく筆頭著者である若い研究者」の投稿前査読者とならなければなりません。もちろん、研究の内容には連帯責任を負うことになるのですから、図表を含めて論文原稿には自分の責任として徹底的に目を通すことが求められています。

 どうやら、今目の前で繰り広げられているドタバタ劇を見ていると、「共同研究者」の方々は若い筆頭研究者のやっていた実験やその書いた論文原稿をすべて把握していたとは思えない状況です。

 もしも若い研究者が、大学院の時代、ポスドクの時代を通じて、指導教員やシニア研究者から、しっかりと研究の作法や、論文の作法を教わることなく、コピペだけで作った論文がホイホイと指導教員や共著者の「めくら判」で投稿にまで至るということが繰り返されてきたのなら、その若い研究者が研究や論文作成の作法をまったく身に付けないまま「大人」になってしまったという可能性も排除できないと思えます。

 逆に、次々と魔法のような(彼らが常日頃欲しいと思っていた)データを出してくる若い筆頭研究者が自分たちの業績作成マシーンのように思えて、チヤホヤしてしまうというようなこともあるかもしれません。

 こちらがどんなデータが欲しいかを話したりすると、その望まれているデータが次々と出てきたりするという「恐ろしさ」を経験したという、厳しい指導教員の方の話を聞いたことがあります。本人にとって「悪気」はなく、狭い世界で人を喜ばせたり、チヤホヤされたりしたいというささいなことが動機なのかもしれません。

 研究の作法や論文の作法をまったく身に付けないまま、大人の研究者としてこの世界に受け入れられてしまった本人には、今自分のまわりで起こっていることが理解できないでいる可能性があります。

 こんなことを考えていると、直近の犯人探しなどをやっても何の解決にもならないように思えます。

 日本の教育システム、研究者育成システム、若い研究者の求職システム、研究者への研究費配分システムなどのすべてが絡みあった根の深い病巣が浮かび上がってくるような気がします。
by stochinai | 2014-03-12 18:19 | つぶやき | Comments(14)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai