2010年 03月 10日
e-TAXなう
今年はじめてe-TAXで確定申告をしてみました。
いろいろとトラブルはありましたが、郵送したり、ましてや税務署へ行ったりしなくて良いのはやはり便利です。国税庁のホームページも年々改善しているようで、カードリーダー分の5000円の免税措置があるうちに考えてみても良いかも知れません。
e-TAXのホームページ
というわけで、誰でもが簡単にできるというものではないかもしれませんので、私の少ない体験をもとにe-TAX納税までのハードルについてメモを残しておきたいと思います。
まずは大前提として、住民基本台帳カード(住基カード)とそのカードに電子証明書機能を持たせるための手続きが必要です。私は最初、住基カードさえ手にいれればそれが電子証明書になってくれるものだと思っていましたが、追加で申し込みが必要です。また、住基カードの有効期限は10年、電子証明書は3年です。さらに、電子証明書を発行してもらうときにパスワードを設定しますが、このパスワードとe-TAXで発行されるパスワードは別のものですので混乱しないように注意してください。
もうここまでで、めげてしまう人もいるでしょうね。この先まだまだ、ハードルが続きます。
続いて電子カードリーダー・ライターを購入します。ハードウェアをコンピューターにつなぐのですから、当然ドライバーやユーティリティのインストールも必要になります。私はソニーの「FeliCaポート/パソリ」というものを購入しました。どんなリーダー・ライターでも使えるとは限りませんので、e-TAXに対応しているということを確認して対応機種を購入してください。
パソリではe-TAXのためのサポートページがありますので、そちらを参照してください。
e-Taxサービスをご利用いただく際の手順
特に注意しなくてはならないのは、パソリを使う場合には通常のユーティリティ・ソフト以外に「PC/SC アクティベーター for JPKI」をインストールするのを忘れないでください。これが入っていないと住基カードが認識されません。
もう、嫌になりましたか?
ここまでできた人は、e-TAXのサイトから最初に行わなければならない4つのステップを一度にやってくれるツールをダウンロードして実行してください(平成21年分事前準備セットアップ:ウィンドウズ用)。そしてブラウザのポプアップブロックを解除して、ようやく書類への「入り口」にたどりつくことができます。
「平成21年分 確定申告書等作成コーナー」に進むと、「e-TAX」と「書面提出」を選ぶ画面になりますので、ここまででなにかトラブルがあった場合やもういやになった場合には書面提出を選択すれば良いでしょうが、せっかくここまできたのでとりあえず「e-TAX」を選び、上の準備ができているかどうかのチェックボックスをすべてクリックすると次の画面に行けます。
最初の画面はなんと「開始届出の作成コーナー」で、まだ納税のための書類には行けません。このあたりまで来ると、もうあとには引けない感じでどんどん突き進みます。ここでまた新しい暗証番号などを要求されますが、住基カードの電子証明書とは別の利用者識別番号をもらうためのパスワードなので混乱しないように注意しましょう。そのあとで、今度は住基カードの電子証明書の登録のためのパスワードを要求され、めでたく認証されるとようやく申告書の入力ができるようになります。
申告書を作成するときには、「給与還付申告の方」「年金所得の方」「左のいずれにも該当しない方」という選択肢があります。年金以外の最初と最後の区別はわかりにくいので、わからなかったらその下にある若葉マークのついた「質問形式による申告書作成」を選ぶと良いのではないでしょうか。私は最初、給与還付申告を選んで「雑収入」の入力ができなかったので、あせりました。
ここから先はよほどたくさんの収入やよほど沢山の領収書を持っている人でなければ、比較的短時間で終わると思います。
e-TAXのありがたさは、最期まで記入が終わるとあまりにもあっけないほど簡単に終了できることと、証拠書類を手元に残しておいて良いということだと思います。
おそらく、とてつもなく高い金をはらってこんな使いにくいページが出来上がっているのだと思いますが、どなたか国税庁のe-TAXのページをユーザーフレンドリーに作り替えてくださらないでしょうか。その数分の1の値段で、はるかに使い易いシステムを作ることのできるエンジニアは日本にたくさんたくさんいるはずです。
私は、雑収入が少しあったために、医療費の還付や5000円の電子申告特別還付があったのですが、今年は追加納税をすることになってしまいました。こちらも苦しい中をお払いするわけですから、有効に使ってくれないと困りますよ。新政権の方々!
というわけで、電子申告なうでした。
いろいろとトラブルはありましたが、郵送したり、ましてや税務署へ行ったりしなくて良いのはやはり便利です。国税庁のホームページも年々改善しているようで、カードリーダー分の5000円の免税措置があるうちに考えてみても良いかも知れません。
e-TAXのホームページ
まずは大前提として、住民基本台帳カード(住基カード)とそのカードに電子証明書機能を持たせるための手続きが必要です。私は最初、住基カードさえ手にいれればそれが電子証明書になってくれるものだと思っていましたが、追加で申し込みが必要です。また、住基カードの有効期限は10年、電子証明書は3年です。さらに、電子証明書を発行してもらうときにパスワードを設定しますが、このパスワードとe-TAXで発行されるパスワードは別のものですので混乱しないように注意してください。
もうここまでで、めげてしまう人もいるでしょうね。この先まだまだ、ハードルが続きます。
続いて電子カードリーダー・ライターを購入します。ハードウェアをコンピューターにつなぐのですから、当然ドライバーやユーティリティのインストールも必要になります。私はソニーの「FeliCaポート/パソリ」というものを購入しました。どんなリーダー・ライターでも使えるとは限りませんので、e-TAXに対応しているということを確認して対応機種を購入してください。
e-Taxサービスをご利用いただく際の手順
特に注意しなくてはならないのは、パソリを使う場合には通常のユーティリティ・ソフト以外に「PC/SC アクティベーター for JPKI」をインストールするのを忘れないでください。これが入っていないと住基カードが認識されません。
もう、嫌になりましたか?
ここまでできた人は、e-TAXのサイトから最初に行わなければならない4つのステップを一度にやってくれるツールをダウンロードして実行してください(平成21年分事前準備セットアップ:ウィンドウズ用)。そしてブラウザのポプアップブロックを解除して、ようやく書類への「入り口」にたどりつくことができます。
「平成21年分 確定申告書等作成コーナー」に進むと、「e-TAX」と「書面提出」を選ぶ画面になりますので、ここまででなにかトラブルがあった場合やもういやになった場合には書面提出を選択すれば良いでしょうが、せっかくここまできたのでとりあえず「e-TAX」を選び、上の準備ができているかどうかのチェックボックスをすべてクリックすると次の画面に行けます。
最初の画面はなんと「開始届出の作成コーナー」で、まだ納税のための書類には行けません。このあたりまで来ると、もうあとには引けない感じでどんどん突き進みます。ここでまた新しい暗証番号などを要求されますが、住基カードの電子証明書とは別の利用者識別番号をもらうためのパスワードなので混乱しないように注意しましょう。そのあとで、今度は住基カードの電子証明書の登録のためのパスワードを要求され、めでたく認証されるとようやく申告書の入力ができるようになります。
申告書を作成するときには、「給与還付申告の方」「年金所得の方」「左のいずれにも該当しない方」という選択肢があります。年金以外の最初と最後の区別はわかりにくいので、わからなかったらその下にある若葉マークのついた「質問形式による申告書作成」を選ぶと良いのではないでしょうか。私は最初、給与還付申告を選んで「雑収入」の入力ができなかったので、あせりました。
ここから先はよほどたくさんの収入やよほど沢山の領収書を持っている人でなければ、比較的短時間で終わると思います。
e-TAXのありがたさは、最期まで記入が終わるとあまりにもあっけないほど簡単に終了できることと、証拠書類を手元に残しておいて良いということだと思います。
おそらく、とてつもなく高い金をはらってこんな使いにくいページが出来上がっているのだと思いますが、どなたか国税庁のe-TAXのページをユーザーフレンドリーに作り替えてくださらないでしょうか。その数分の1の値段で、はるかに使い易いシステムを作ることのできるエンジニアは日本にたくさんたくさんいるはずです。
私は、雑収入が少しあったために、医療費の還付や5000円の電子申告特別還付があったのですが、今年は追加納税をすることになってしまいました。こちらも苦しい中をお払いするわけですから、有効に使ってくれないと困りますよ。新政権の方々!
というわけで、電子申告なうでした。
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by stochinai
| 2010-03-10 20:18
| コンピューター・ネット
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