5号館を出て

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 Tumblrからの情報なので、オリジナルは定かではないのですが、とりあえず笑いたい人は見てください。

 花見会の福田さん

 「福田さん」と聞いただけでバッドニュースと思いがちな今日この頃です。これも、グッドニュースというわけでもないのですが、福田さんを見て心から笑えるのはめったにない経験です。

 ハゲで振り袖のお嬢さんを除くと、どれもこれも見たことのあるような人ばかりで、彼は典型的な日本人顔と言えるのかもしれないと、しみじみ思います。

 おかしくて やがて悲しき 福田かな
# by stochinai | 2008-06-06 19:49 | スマイル | Comments(0)

不祝儀と北大祭

 本当の北大祭は明日からということになっているのですが、今日は開学記念行事日で全学休講です。当然のことながら、学生は今日から北大祭だと思っていますから、大学の中は朝から食べ物のいい匂いが漂って落ち着かない気分です。

 調べてみると、なんと今年の北大祭は記念すべき第50回なのだそうです。その割には、いつもの年と同じく模擬店ばかりが目立っています。まあ、そんなものなのでしょう。

 そんな中、私は叔母の不祝儀がありました。神道の葬儀は初めてではないのですが、きわめて稀なことには違いなく、いちいち感心させられることばかりです。今夜は、仏教でいうところの通夜ですが、「前夜祭」と言っていたと思います。

 祭壇は、仏教のものとそれほどの違いは感じられません。日本文化の中で融合していることも、充分に想像されます。
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 明日の朝は、同じ場所で葬場祭・出棺祭が行われることになっています。神道では、死は汚れたものという考え方をしているので、神社では葬儀を行ってくれません。それでいて、死んだ人はみんな神様になるというのは、なかなか理解しがたいところでもあります。

 さて、葬儀場に家族を残して大学へ戻ってくると、大学祭「初日」(前夜祭)がそろそろ終わろうというところでした。理学部の前は、例年インターナショナル・フード・フェスティバルということで、各国の留学生が店を並べる、模擬店の中では一番の呼び物です。

 これは。ラテン系のお店のようでしたが、火を落として店じまい中です。
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 こちらは中国かな?お客さんもいなくなって、店員さんが疲れ切ったように座っていました。
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 そんな中、エジプト店ではまだまだにぎわいが続いていました。
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 店じまい風景にもお国柄が感じられ、眺めて歩くだけでも楽しいものです。

 思いっきり、楽しんでください。
# by stochinai | 2008-06-05 22:50 | つぶやき | Comments(3)
 今日の5講目、午後4時半から大学院共通講義の分担担当がありました。毎回、異なる先生が担当して行うオムニバス講義で、半期に一度だけ回ってくるものです。

 これは、昨年度までは新・自然史科学創成COEの特別コースとして行われていたものですが、今年からはCOEなしで全学の大学院共通講義として行われるようになったものです。このCOEでは教科書を2冊作成し、COEが終わった後でも共通講義として残せたということは誇っても良いことではないかと思います。

 それはさておき、私は講義の前までにしっかりとパワーポイントと動画ファイルも用意して講義室へと向かったのですが、ケーブルをつないでコンピューターがスリープから回復したところで画面が真っ青になりました。

 ウィンドウズで画面が青くなるという経験をしたことがないわけではありませんが、これから講義をしようという瞬間に青い画面を見たことは初めての経験です。それが、講義開始の5分前でした。

 まあ、いちおうコンピューターには強いということで通っている私ですので、あわてず騒がずコンピューターを再起動してみましたが、やはり起動できず青い画面でとまってしまいます。これを2回繰り返したところで、講義開始の4時半になってしまいました。

 そこで、学生には事情を説明して時間をもらい、研究室に引き返し学生と共用で使っているノートを借り、ファイルに関しては私の部屋のデスクトップに講義用のパワーポイントと動画ファイルのバックアップがありましたので、それをUSBのメモリースティックにコピー、さらに動画はYouTubeからダウンロードしたflvファイルだったので、flvプレイヤーのフリーソフトのダウンドロードファイルもメモリースティックにいれて、講義室へ戻りました。

 そこで、メモリースティックからファイルをコピーして、flv再生ソフトをインストールし、パワーポイントが立ち上がったのが、午後4時40分くらいでした。結果として講義時間が10分ほど減ってしまいましたが、なんとか予定どおりの講義を遂行することができました。

 この10分間というものは、自分でも意外なほど冷静に必要なハードとソフトをかき集めてほぼ完璧にトラブルから回復できたと思います。最初に青い画面を見た時に、自分はもっと動揺してパニックになるのではないかと思っていたのですが、そうならなかったのは常日頃ソフトのバックアップ体制を完璧に実行していたからだと思います。

 とは言え、今から考えると10分ではなく5分で準備ができたはずだとも思えるのですから、人間というものは贅沢なものです。

 ともあれ、トラブルはトラブルでしたし、教訓もありました。それは、ソフトだけではなくハードのバックアップも必要だということです。今日はたまたま、ほぼ似た環境がインストールされているノートブックが実験室にあったからよかったようなものの、それが不明な他人のノートを借りたのだとしたら、これほどスムーズに講義の再開ができたかどうかは怪しいものです。

 というわけで、本日の教訓としてコンピューターを使ったプレゼンテーションに必要なものは次の3つということになります。

 1.ファイルのバックアップ
 2.ソフトのバックアップ
 3.ハードのバックアップ

 しかし、ブルーの画面を見た時には一瞬、「学生と対面した後で休講になるのか!」という恐ろしい気持ちが頭をかすめたことも事実でした。それを考えると、幸運だったと言えるでしょう。ともあれ、ホッとしました。
# by stochinai | 2008-06-04 23:12 | 教育 | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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