5号館を出て

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 私のiPodには、もちろんpodcastingばかりではなく、たくさんの音楽が入っています。たくさん入っているということは、気分によっていろいろと選べるということです。

 昔、ウォークマンにカセットテープやCDを入れて聞いていた頃は、違うアーティストの曲が聴きたいと思ったらテープやCDを交換しなければなりませんので、いくつかの予備を持って歩くなどなかなか大変でした。

 未来のある時点で自分がどのような気分になるかということは予測が付きませんので、突然聞きたくなった音楽ソースを持っているとはかぎらないものです。というか、マーフィーの法則そのままに持っていないソースの音楽が聴きたくなることのほうが多いものです。

 実際には我慢して次善のものを聞くか、聞かないかということになります。そんなことが続くと、だんだんと持ち歩くのも面倒になってきます。

 今使っている4G-iPodには、聞ききれないほどのpodcastingに加えて、CDアルバムが45枚分ほど入っています。このくらい用意してあると、かなりの自分の気分に対応ができます。

 この威力は実際に使ってみないとなかなかわからないかもしれませんが、たとえば自転車を走らせている時に突然雪が降り出して来るなどという状況は良くあります。そんな時に、すかさず中島美嘉の「雪の華」などをかけると、いきなり自分がテレビドラマの主人公になれちゃったりするわけです。

 個人の人生のバックグラウンドミュージックを入れてくれる装置だと考えると、ハイテク製品のiPodなのですが、かなり叙情的なしかけとしても機能してくれます。

 独りよがりではありますが、かなりいい気分になれます(^^;)。

#ただし勝手にドラマの主役を演じているオッさんを端から見たら、かなり気持ち悪いものかもしれません。気付かれないようにしなければ、、、、。
# by stochinai | 2006-03-11 18:07 | コンピューター・ネット | Comments(2)
 もう11日も明けて、4時近い時間になってしまいましたが、昨日の夕方はサイエンスカフェ札幌の第6回目が行われました。

 CoSTEPのメンバーなのではありますが、今まで私はサイエンスカフェの企画・運営に協力をしたことはなく、今回が初めて協力させていただきました。しかし、それもスーパーバイザーというあまり積極的な意味を持たない役割でお手伝い程度のことしかできなかったのですが、企画・運営を担当したNさんを中心とする受講生の皆さんの成長ぶりに驚かされたカフェでした。

 もちろん、Mさんを初めとするCoSTEP教員団のサポートがなければ実現はできなかったものではあるのですが、Mさんが「今回は自分たちの出る幕がほとんどなく暇だった」とおっしゃっていたように、受講生およびそのボランティア応援団だけでほとんどの運営をやり抜いた「歴史的カフェ」と言えるものになったようです。

 今回のカフェは今までとはまったく趣向を変えて、話題提供者も若い研究者のお二人で、しかも話題は敢えて専門ズバリというものではなく、テーマにかすってはいるものの、専門に強くこだわることのない分野を勉強していただき、市民の皆さんのわかりやすいレベルでお話をするということで始まりました。

 さらに、その話題提供の後には、大学院生のファシリテーター6人が出店を開いて、自分たちの得意な話をするというアラカルト・カフェが行われ、どの店も盛況にお客さんが入っていたようです。

 最後は私が、それほどの知識もないことを覚悟の上で、聞きにいらっしゃった方からのDNA・遺伝子関連の「どんな質問」にもお答えするという、なんとも無謀なコーナーを実行しました。もちろん、すべてに完璧にお答えすることはできませんでしたので、今後は宿題という意味も含めてブログ上で、今日いらっしゃった方々とのやりとりを続けていきたいと思っています。

 そのやりとりをするために昨日10日から、新しいブログを立ち上げました。題して「サイエンス・カフェ札幌『今さら聞ける!?DNA』」です。このブログは卒業実習として、今回のサイエンス・カフェの企画・ディレクションだけではなく、DNA基礎講座と2人の話題提供者に対する突っ込み、および最後の「今さら聞ける!?DNA」QandAの司会進行までもやったNさんが、昨夜寝ないで作ってくれたものだと聞いています。

 今後は、このブログを通じて、本日のカフェでお答えし切れなかった疑問や、今後出てくるであろう質問、さらにはここでお答えした質問に対する回答に納得できないということや、反論などについてこの場で議論を深めて行きたいと思います。

 とりあえず、3ヶ月の期間限定でブログを運用していきたいと思っておりますが、ここで行われる議論の進み具合によっては、さらに延長することも大いにあり得ると思いますし、さらにはブログを分割して発展する可能性もあるかもしれません。

 とりあえず、今回のカフェを評価できることは、ディレクターのNさん、話題提供者のTさん、Eさん、さらにファシリテーターのKさん、Sさん、Nさん、Mさん、Hさん、それにTさんのすべてが「楽しんだ」という感想を持てたことだと思います。正直に申し上げると、私は苦手の分野ということもあり、完全燃焼しきれなかったという思いがあるにはあったのですが、全体として見ると主催者および参加者の方々が示したある種の爆発的情熱にあおられて、「これは歴史に残るサイエンス・カフェになるだろう」という思いを持ちました。

 参加者の方々が残していってくださったアンケートの中にある称賛の言葉は、半分はお世辞があったとしても主催者側を十分に満足させるものでした。

 今後はこの「燃え上がった火」を消さないように、ブログで参加者の皆さんおよびこれから参加される皆さんと話し合いを続けて行ければと思っております。

 というわけで皆さん、明日からもどうぞよろしくお願い申し上げます。

 どうもお疲れさまでした。

【この記事は、サイエンス・カフェ札幌「今さら聞ける!?DNA」】にも投稿されています。
# by stochinai | 2006-03-10 23:59 | CoSTEP | Comments(1)
 本日、午後6時から第6回 サイエンス・カフェ札幌が、例によって紀伊国屋書店札幌本店 1Fインナーガーデンで行われます。

 今回はQandAにロングテールでお答えしようという企画により、ブログのページを立ち上げてみました。

 サイエンス・カフェ札幌「今さら聞ける!?DNA」

 お楽しみに。
# by stochinai | 2006-03-10 12:34 | CoSTEP | Comments(5)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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