5号館を出て

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チェーン交換

 今日もまた絶好のアウトドア日和でした。

 皆さまにご心配いただいているので、やらない理由が見つからない日でした。ガレージから冬用の自転車と、乗りつぶす前にスポークが折れてしまって長いこと放置していた自転車を引っ張り出してきて、チェーンの交換作業をはじめました。今、毎日乗っている自転車はこの2台とは違うものなので、最悪の事態に陥っても取りあえずすぐに困ることはありません。

 そんな気楽さもありましたが、今までやったことのない作業になりますので、自転車のメンテナンスの参考書とネットで数カ所のサイトを検索した後で、おもむろに作業を開始。

 チェーンをギアから外した状態で、昨日購入してきたチェーンカッターの登場です。工具としては非常に簡単でわかりやすい構造をしていますので、迷うこともなく30秒ほどでチェーンが「切れ」ました。
チェーン交換_c0025115_1822519.jpg
 意外なほど簡単で、ちょっと肩すかしです。しかも、注意書きどおりにピンを抜ききってしまわないように「寸止め」にすることができました。エッヘン。
チェーン交換_c0025115_18265915.jpg
 寸止めにしておかないと、後でつなぐ時にちょっとやっかいだとあちこちに書いてあります。ところが、こちらはダメなチェーンで捨てるものなので、実は寸止めにする必要はなかったものです。

 次に、使っていない自転車から部品としてのチェーンを外しにかかりました。こちらも何ということなく、ピンを抜くことができたのですが先ほどの作業で調子に乗っていたのか、ピンを抜ききってしまいました。

 確かに注意書きどおり、完全に抜けたピンを使ってつなぎ直すのにはちょっと苦労しましたが、それでもあれこれと試行錯誤しながら、10分くらいで押し込むことに成功。最後のところで、カチンという感触とともピンが完全に収まった時には、何とも言えぬ快感でした。

 中古のチェーンを使ったせいか、つないだところが渋くなっているということもなく、意外なほどあっさりと完成してしまいました。しばらく、近所を試乗してみましたが、自分で直したという気持ちがあるせいか、快適な走りでした。これで、次の冬も乗れそうな気がします。

 皆さんの励ましや、アドバイスが大きな力になり、成功のご報告をすることができました。ありがとうございました。
# by stochinai | 2006-05-21 18:36 | 趣味 | Comments(1)

大人のおもちゃ

 中途半端に時間が余ったので、前から買いたいと思っていた自転車修理用具を買いに東急ハンズに行ってきました。買ったものはコレです。
大人のおもちゃ_c0025115_17393542.jpg
 この写真を見ただけで、これが何かわかった人はかなりの自転車マニアとお見受けします。

 これはチェーンカッターというもので、実は私もまだ使ったことがありません。

 値段も東急ハンズのオンラインショップと同じ、税込みで2415円でした。

 冬期間に乗っていた自転車のチェーンがはずれやすくなっていたので、調べてみると一部がねじれたようになっています。これは交換しなければならないと思っていたのですが、自転車屋さんにお願いすると、おそらく中古の自転車が買えてしまうくらいの値段になってしまいそうなので、遊びをかねて自分でやってみようと思っています。

 しかし、さすがにアマチュアが使うような器具ではありませんので、どうやって使うかというような説明書もついていません。ネットで調べてみると、例えばこんなところに写真入りの説明があります。これを見る限りは、なんとかなりそうに思えます。まあ、失敗してもとりあえずチェーンがダメになるくらいで、それほどのダメージはありません。

 明日の日曜日、天気が良かったら「自転車修理遊び」でもしてみようと思います。
# by stochinai | 2006-05-20 18:00 | 趣味 | Comments(9)

愛すべき日本という国を

 今年もまた理学部総合博物館の前のクロフネツツジが美しい季節になりました。
愛すべき日本という国を_c0025115_21351211.jpg
こちらは去年の同じ場所の9日後の風景(クリックで拡大)
愛すべき日本という国を_c0025115_13172635.jpg

 誰でもが、そこそこ幸せに暮らすことができて、こんな風景をのんびりと眺めることができる国であるならば、子どもたちに「日本という国を愛しなさい」などと命令しなくても、みんなきっと日本を愛するようになってくれることでしょう。

 こんなにきれいな風景があるのに、そのまわりで小学生が遊び回り、中学生がスポーツをして、高校生がデートをし、大学生は読書をする。そんな光景が見られないのはどうしてなのでしょう。

 子どもたちは土日が休みと言っても、外で一緒に遊んでくれる両親がいるとは限りません。町内に一緒に遊んでくれる、お兄ちゃん・お姉ちゃんもいません。ひとりで遊んでいると、さらわれてしまったりします。

 小学校から英語を学ばせようということに母親の多くが賛成しているのは、子どもたちに受験で苦労をさせたくないからというだけの理由だと思います。国際化とか早期教育とかはどうでも良くて、苦労せずに高校・大学に入って欲しいということではないかと思います。

 どうして、高校や大学にはいらなければならないかというと、高校や大学くらい出ていないとその先に安定した生活が保障されないからです。最近それでも、ダメだったりすることもあるようですが。

 政府が競争を奨励して、落ちこぼれた「負け犬」の生活が苦しくなっても仕方がないなどということを言っているようでは、国民の一人一人が自分だけは浮き上がろうとお互いの足を引っ張り合うのも無理はないでしょう。

 なんとか生き残るために小学校から塾通いをさせられて、美しい日本の風景の中でのんびりと遊ぶことも許されないのに、その国を愛しなさいと言っても、それは無理というものでしょう。無理を強要して育てた子どもたちの何人かは、必ず社会に対して報復をするようになると思います。

 すでにその報復は始まっている、というのが私の見解です。教育基本法の改正と、教育現場における遵法指導その監視をすることは、さらに状況を悪くするような気がしてなりません。

 どうせなら、子どもたちをのびのびと育てるための法律でも作ってください。
# by stochinai | 2006-05-19 22:02 | 教育 | Comments(2)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai