5号館を出て

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 昨日、タブブラウザ Sleipnir 2.00 正式版が公開されました。さっそくダウンロードして使っています。

 今のところ、きわめて使い心地が良く、Firefoxで感じていた様々の不都合がすべて解消されている気がしています。Firefoxで気に入っていた、お気に入りのかわいらしいアイコンがなくなったのは残念ですが、この調子でいくと乗り換えてしまいそうです。

 窓の杜に、「Sleipnir」の開発者である柏木泰幸氏のインタビューが掲載されていて、そちらもなかなか読ませるものになっています。

 一度、試してみる価値はあると思います。

 追記:cocologとかlivedoorとかの一部のブログの表示がおかしいので、困ったなと思っていたらSleipnirオプションで規定のブラウザエンジンというところを、Internet ExplorerからGeckoに変えてみたら直りました。

 追記2:スペースバーを押した時に、画面がスクロールしたりしなかったりするのは、Firefoxでも経験していたことで気になっていたのですが、Sleipnirでも同じ症状が出ます。調べてみたところ、これはFEPが仮名漢字変換になっているとスクロールができないということらしく、FEPをオフにしてみたらFirefoxおよびSleipnirともにスクロールするようになりました。

 追記3:Sleipnirの最大の売りは、終了した時に開いていたウィンドウを記憶しておいて再起動した時に同じ状態に戻ることだと思うのですが、今日はそれを試していたら何度も落ちてしまいました(涙)。

 追記4:後はSleipnirについてきたロボフォームという、IDパスワード管理ソフトなのですが、どうも使い方がわからないのです。そこがちょっと気に入っていません。

 追記5:結局、どうしたもんでしょうね。かなり気に入ってはいるんですが。
# by stochinai | 2005-10-13 17:47 | コンピューター・ネット | Comments(0)

集まれCoSTEP

 いちおうCoSTEP教員側のブログも立ち上がりました。特にオフィシャルサイトというわけでもないのですが、CoSTEP内の風通しを良くするしかけのひとつになるものと思います。

 かくいうこの「5号館」もCoSTEP教育側サポーターのひとりがやっているブログなわけですので、いちおうここもCoSTEPに風を送る穴のひとつです。

 気がついてみると、CoSTEP受講生の皆さんもけっこうブログをやっておられたり、あるいは新たに始めたりしていることが、こちらへトラックバックを送っていただいたりすることでわかってきました。

 そこで、無理にとは申しませんが受講生の皆さん、そしてもちろん教育側スタッフのみなさんのブログを一度まとめるためにここに集まってみませんか。

 取りあえず、私が把握している方々の最新エントリーにここからトラックバックしてみますので、「お返しトラックバック」を頂けるとありがたいです。

 安易ではありますが、まずは双方向コミュニケーションの実践をばしてみましょう。

 というわけでまずは、集まれCoSTEP!!

 追伸:これを機にブログを試してみようかという方も、まずはどこかの無料ブログサイトに自分のブログを作ってみてはどうでしょう。そしたら、まずはここのトラックバックしてみてください。
# by stochinai | 2005-10-12 20:13 | CoSTEP | Comments(14)

はじめての・・・

 全学教育の1年生を中心に開講されている「科学・技術と人間の倫理」という講義科目があります。2年前から実験的に開講している講義ですが、普通の講義とは全然やり方が違います。

 十数回の時間のうち何回かは、N先生の「モラル・セオリー」という、いわゆる倫理学の講義もあるのですが、その他の時間は最近の日本あるいは世界で実際に起こった「事件や事故」を題材にして、実際に何が起こったのか、どのように対処されたのか、それは正しかったのか、ほんとうはどうすべきか、などについて自分たちで調べ、討論し、結論をまとめていくというケース・スタディのグループ作業が中心になる授業です。

 この授業は3クラス開講されていて、「科学・技術と人間の倫理」の下にサブタイトルとして「テクノロジーの倫理」「ジャーナリズムの倫理」「生命と生物の倫理」という3つのクラスを作ってケース・スタディをすることになっています。

 初年度はどのクラスも少人数で、1-3グループずつでなかなか良い結果が得られたのですが、昨年度は何かの手違いあるいは誤報があったものと思われ、工学部の学生を中心に百数十名という大人数が押しかけてきて、残念ながら少人数でのグループ討論が崩壊状態になったところもありました。

 その失敗に懲りて、今年は特別な集客作戦は行わなかったところ、先日の初日講義のときに集まった学生はわずかに十数名、なんと昨年の10分の1以下となってしまいました。

 まあ、今時の新入生に「倫理」などという講義はミスマッチなのかもしれず、「論理」と勘違いしている学生すらいる時代です。このくらいの数が妥当なところなのでしょう。

 で、私が担当している「生命と生物の倫理」は先週の段階で、ひょっとしたら取るかもしれないという学生を入れてわずかに4名でしたが、ある意味でこのくらいの人数で1対1以上(私のクラスは教員3名、TA1名で運営します)の指導ができるとすれば、学生に取っては夢のような濃い教育が受けられるということにもなります。普通の講義に比べるとコストパフォーマンスは50倍くらい高くなります。それでも授業料は他の学生と同じですから、こんなにおいしいことはないですね。

 ところが、一週間たった昨日の第2回目、実際にケース・スタディを始めようとグループに分かれたところ、なんと我々のグループは2名しかいないことが判明しました。まあ2名いれば議論もできるし、まったく不可能というわけではないのですが、やはり苦しい。そこで、全体を統括するO先生が隣のテクノロジーのクラスから1名をリクルートしてくれました。

 3人いればなんとか大丈夫です。文殊の知恵も出るでしょう。

 最初の時間(といっても10分間くらい)はお互いに自己紹介をしました。こういう小さなグループ授業では、ある意味ではお互いのコミュニケーションがすべてを決定すると言っても良く、そのためにはお互いを知り合うというステップはとても大切です。どうしても、おろそかにはできません。

 というわけで、もちろん悪気はなかったのですが、グループ討論最初の日から学生からは「時間オーバーってだけで減点」と評価されてしまう結果になってしまいました。すみません。

 3名の学生さんは、文学部・工学部・理学部となかなかバランスのよい取り合わせです。

 ただし、この人数は1人でも欠けるとかなり苦しい人数です。それで、最初にお願いしたことは、いろいろと事情があるかもしれないけれどもどうか休まないで欲しいということでした。

 授業料を払っているのに休まないでくださいと頼まれる学生さんもつらいところかもしれません。しかし、休まずにきてもらえれば、それなりのものが得られることは保証します。なんせ、家庭教師以上の懇切指導なんですからね。

#だから、授業料を取られないCoSTEPの授業は休んだらダメなんですよ>Rさん。休むなら、こっそり休んでください。赤い字で大きく脱講宣言なんかすると、休まれた日に担当する先生が傷つきます。・・・・・まさか、私だったりしないですよね。^^;
# by stochinai | 2005-10-12 12:41 | CoSTEP | Comments(5)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai