5号館を出て

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 音極道茶室さんのブログで、素晴らしいニュースを目にしました。

 「CBSがYouTubeを白く塗り始めている」というエントリーによると、日本でも有名になったCBSで放送されたマイケルJフォックスの独占インタビューの映像(パーキンソン氏病でからだが揺れ続けている)が、視聴者のひとりによってYouTubeに勝手に投稿されたのですが、日本のどこかの放送局のように著作権侵害で削除させるなどというヤボなことをせずに、なんとCBSが同じ内容のインタビュー映像 をYouTubeにUPしたというのです。

 現在は、その二つのビデオが共存しています。

 最初の映像
 CBSの映像

 なんと素晴らしい会社ではないですか!音楽堂茶室さんによると、今日現在でなんと209ものテレビで放映された映像がCBS自身の手によってYouTubeにアップロードされているとのことです。

 テレビで話題になった番組やシーンを見逃すということは、私を含め多くの人が日常的に経験していることです。ちょっと前ならば、そうした映像のほとんどのものがYouTubeで発見できたものですが、日本の国の放送局やレコード会社さらに著作権管理会社などが、とんでもない労力を使いながらYouTubeを監視して、毎日のように削除依頼を出し続けているというようなことを聞いています。おかげで、話題の付いていけなくなっている私です(^^;)。

 これはとても残念なことです。見逃した番組をもう一度見ることができるということは、著作権侵害というよりも放送局のサービスおよび宣伝になるのではないでしょうか。そのことによって、著作権者が被害を受けるということは考えられない気がします。

 また市販されている音楽やビデオ映像にしても、画質も音質もかなり劣化した状態で配信されるYouTubeですから、著作権侵害と考えるよりはサンプル配信と考えてはどうかというのが私の意見です。YouTubeで見て気に入った映像や音楽が、遙かにきれいな画質・音質で入手できるのであれば、買う人も多いと思います。つまり、無料で宣伝してもらえるのですから、結果的には売り上げも上がるのではないでしょうか。

 だとすると、削除依頼を出すのではなく、人気がある番組のシーンを著作権所有者自らがYouTubeにアップするというのは、とても正しいウェブ2.0時代の著作権者の行動だと言えると思います。それで、売り上げが落ちるようなものは、結局大したものではないのだと思います。そんな大したことのない「作品」を、必死で売るという詐欺的な行為ができなくなるということで、「著作権・著作権」とがんばっているというならば納得はできます(笑)。

 少なくとも、私の中でCBSの評価は劇的に高くなりました。
# by stochinai | 2006-11-10 20:42 | コンピューター・ネット | Comments(4)

自分天気予報

 ここのところ、とても不安定な天候が続いています。

 晴れたり曇ったりしているうちは良いのですが、いきなり強風が吹いたり、土砂降りになったり、両方が一度にきたりすることもあります。そうかと思うと、急に天気が好転して持って出た傘がいらなくなったりすることも普通にある毎日です。

 気温も、朝から11月と思えないくらい高かったかと思うと、午後から急激に温度が下がったり、寒いと思って寝付いたのに、朝寝苦しいほどのむし暑さ(?)で布団を蹴飛ばしていることもあります。寝る時には暖かかったので油断をしていると、明け方体中が冷え切って目が覚めることもあります。

 まわりを見渡しても、鼻をぐずぐず言わせている人のほうが多いくらいで、風邪をひかないことで有名な馬鹿な私も、鼻水を出したりしている毎日です。

 こんな時期に、もっとも危険なのが冷たい雨にあたることと、逆に厚着をしすぎて汗をかいて、それを冷やすことです。てきめんに風邪をひきます。

 というわけで、気象の変化にはとても敏感になっている今日この頃です。

 毎日のように、どこかの時間帯では雨が降っていますので、いかに通勤時間を風雨とずらすかということができるのが、自由裁量制のありがたいところです。

 私の近くにいる人の多くは、おそらく私が自分のことを「晴れ男」だと豪語しているのを聞いたことがあると思いますが、冷静に考えてみると雨の時には無理して外に出ないだけの男だということなのかもしれない、と最近自分で気が付いてきたところです。

 今週も、2-3度夜に大雨が降っているのですが、私が帰る時には雨がやんでおり、傘も必要なかったことが2度ほどありました。

 それというのも、雨が降っているうちは大学を出ないだけだからです。しかし雨宿りしていて、もしも雨が止まなかったらうちに帰れないということになりますが、雨が止むのか止まないのかの見極めが、私のような素人でも簡単にできるようになったのはインターネットのおかげです。

 天気予報のサイトでは、雨雲のレーダー画像を提供しているところが増えてきています。たとえば、気象庁のレーダー・降水ナウキャスト:北海道地方(南西部)を見ると、現在の雨雲の様子だけではなく、3時間前から今までの結果と、今から1時間後までの予想図をムービーで見せてくれるのです。

 場所によっては、24時間の動画を見せてくれるところあります。こうして動画で見ると、今から2-3時間後に自分のいるところが晴れるのか、それとも雨が続くかということがかなり的確に判断できます。

 雨が止みそうもなかったら、あきらめることも簡単ですし、1-2時間後に止むようなら待つのも気分が楽です。

 まったくありがたい時代になりました。おかげで傘のお世話になることが、グッと減っている今日この頃です。

 この自分天気予報、絶対にお勧めです。
# by stochinai | 2006-11-09 22:27 | 札幌・北海道 | Comments(2)
 大学入試がなくなれば、今の世の中を騒がせているかなりの問題が消滅してしまうのではないでしょうか。

 すでに、国公私立大学のすべての入学定員を合わせると、入学希望者が全員大学へ進学できる、大学全入時代がきているはずです。

 というわけで、そろそろ大学入試などというものを撤廃しては、どうでしょう。

 高校生には、進学したい希望大学を10個くらい書いてもらえば、大学の振り分けをすることは可能だと思います。そうすると、かなりの数の高校生が第一志望に東大を書くかもしれませんので、なんらかの方法で振り分けなければなりません。

 現状でも、希望する全国すべての高校生に、大学入試センター試験という統一試験を受けさせてることができますから、それで振り分けが簡単にできるはずです。私はセンター試験(最初は共通1次試験と言ってました)というものはそのためにやるのだと思っていましたが、ようやくそれを実現するハード的な環境(大学全入)が整ったことを喜びたいと思います。政府・文科省・大臣、よろしくお願いします。

 各大学は、自分の大学を志望する学生は、センター試験のうちでどの科目を受験するかを指定するだけです。もちろん、志望者の少なそうな大学はセンター試験の指定科目をどんどん減らすか、受験していなくても志望申請書を出せるというふうにしておけば良いわけです。

 もちろん、高校における単位の履修も申請要件に加えることもできますし、それを除くこともできます。それらすべてを、なんらかの形で(もちろん公開して)点数化することですべての受験生を振り分けることは、さほどの困難もなくできるのではないでしょうか。

 これで、大学にとってかなりの負担だった2次試験をやらずにすむようになりますし、かなり無駄な労力や支出が抑えられるような気がします。どなたか、ご不満のある方はいらっしゃるでしょうか。

 あ~そうですね。たとえセンター試験と言えども、たった一回の試験で、大学が決まってしまうのはフェアじゃないという声が聞こえてきました。どこの大学に入学したかによってその後の人生が変わってしまう(と多くの人が、強い証拠もなく信じている)日本では、それは重要なことかもしれませんね。そこで、もう一つ提案があります。

 大学の2年生までは、半年あるいは1年ごとに学生の入れ替えを行うのです。

 つまり、入った大学に残りたい人も、希望の大学に入れなかったので、より希望にかなう大学に移りたい人も、全国一斉に行う大学入れ替え試験センターが行う定期試験(半年あるいは一年に一度行う)で、入学定員の1/3あるいは1/4を入れ替えるようにするのです。

 これは、志望の大学に入れなかった学生にとっても、こんな学生を入れるんじゃなかったと後悔している大学にとっても、かなりうれしいことではないでしょうか。

 それだと、大学に入ってからも勉強しなくてはならなくなるので、希望の大学に入った学生は反対するでしょうが、学生が勉強しないと不満を言っている大学は大喜びではないでしょうか。そもそも、大学に入ってまでも勉強したくない、などとは言えない筋ですよね。もちろん、すべての大学の単位を互換できるようにしておいて、大学が変わったからといってすでに取った単位はそのまま移行できるようにしておけば、留年あるいは浪人のようなことも避けられます。

 入れ替え戦で追い出されるのがいやならば、最初から余裕で残留できそうな大学を志望するべきではないでしょうか。

 教育基本法をどう変えようと、今日本の教育界を覆っている問題は何も解決しないと思います。そんなことより、教育における選抜制度そのものを抜本的に変える議論を始めてはどうでしょうか。

 教育基本法が変わることで救われる子どもというものが、イメージできません。今、必要なのは教育の主役である子ども達にとって、すぐ効果のある改革のはずです。

【追記】
 ただひとつだけ大きな問題があります。この制度がうまく運用されるためには、入れ替え試験が終わるまでは日本中のすべての大学で基本的に同じ「基礎的な教養教育」をしなけらばならないということです。それは決して悪いことではないと思うのですが、すべての大学にそれをする力があるかというと、、、、、。

【追記2】
 世相さんによると、伊吹文科大臣がセンター試験を高校卒業資格試験のような位置づけで、6教科(国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語)すべての受験義務化を検討していると発言したそうです。もし、これがほんとうにそうなるのであれば、ますます大学入試は必要なくなると思います。高校でしっかり勉強してきて、さらに勉強したい人は無条件で全員大学に入れて良いと思います。理想的には、どこの大学にはいっても、きちんとした教育が受けられるようになって、大学間格差や在学歴などということ自体がばからしくなってくれると良いのですが、、、、、。
# by stochinai | 2006-11-08 21:41 | 教育 | Comments(18)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


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