2006年 02月 07日
本当の構造改革:矢祭町
今朝の朝日新聞に、「矢祭町が町長の交際費を廃止」という記事が載っていました。
「同町の今年度の町長交際費は約180万円」とのことです。我々貧乏人にとっては180万円の交際費というと大変な額ではありますが、ちょっとした民間会社なら係長クラスの小さな額だと思います。小さな町にとっては、結構大きな額なのかもしれないと思ったのですが、矢祭町の年間予算はそんなに小さな額ではありません。平成15年度の決算が公開されていますが、きわめて健全に黒字決算になっています。地方自治体が黒字決算なんて、なんだか感動してしまいます。
私は不明にも、この町のことをつい最近まで知らなかったのですが、そう言えば「合併しない宣言」をした町であるとか、住基ネットにつなぐことを拒否した福島県の小さな町とかいうニュースで聞いていたような気はします。
それがつい一ヶ月くらい前でしたでしょうか、朝のワイドショーで町長さんが登場していろいろと話しているのを聞いてすっかりファンになってしまいました。黒いガムテープで補修した応接室のソファーにすわる町長さんの写真です。(IEだとうまく表示されないかもしれません。)

ワイドショーに出ていた時には、徹底的に町の予算を削減した町長さんということで、公用車も持たず徒歩で通勤する様子が流されていたのですが、こんな町長にしてはちょっと遅い出勤です。取材する記者に、朝あまり早く出てこない理由を尋ねられると、予算削減のためにトイレを含めて庁舎の掃除を町の職員が朝にやってくれているのですが、彼らが掃除をしているところに町長が出てくると監視しているみたいで、彼らにプレッシャーを与えてはいけないという理由だというのです。
この話を聞くだけでも、いい町長さんだということがわかります。
記憶ははっきりしませんが、町の職員の数は減ってきましたが給料はできるだけ削減しないようにしているとのことです。職員が進んで便所掃除をやったりする志気はそういうところからも出てくるのだと思いました。
そして、この町長は去年だか数年前だか定かではありませんが、もう引退を決意して選挙には出ないと決めていたところ、住民が押しかけてきて頼むから町長を続けてくれと談判されたとい映像もワイドショーで流れていました。私利私欲のなさそうな方ですから、あまり長く同じ人間が町長をやっているのはいけないとの理由からの引退決意だそうで、しごく真っ当な理由です。
それにもかかわらず、住民は町にはこの町長が必要だと思っているのです。住民が「町長やめろ」と押しかけてニュースになるという話はしばしば聞いたような記憶がありますが、辞めないでくれと町民が押し寄せて来たなどという話は初めて聞きました。
毎年だんだんと減ってくる町の税収や国からの補助金に対して、国からは市町村合併が提案されているのですが、それは拒否して入ってくるものが少なくなるのなら、それ以上に節約をしようと立ち上がり、実際に黒字の決算をしているという事実は、口先だけは改革・改革と叫びながら全然支出の抑制ができていないどこかの国や地方公共団体とはエライ違いだと思います。
小さな政府とか財政改革とか言うのであれば、この町のように住民の圧倒的な支持を持つ首長が率先して節約をリードすると、うまく行くという好例だと思います。
ただし、町民が町長の引退を阻止したというところを見ると、町長が代わったらダメになってしまうのかもしれないという不安はあります。
なんとか後継者が育って欲しいものです。
「同町の今年度の町長交際費は約180万円」とのことです。我々貧乏人にとっては180万円の交際費というと大変な額ではありますが、ちょっとした民間会社なら係長クラスの小さな額だと思います。小さな町にとっては、結構大きな額なのかもしれないと思ったのですが、矢祭町の年間予算はそんなに小さな額ではありません。平成15年度の決算が公開されていますが、きわめて健全に黒字決算になっています。地方自治体が黒字決算なんて、なんだか感動してしまいます。
平成15年度一般会計の決算は歳入総額34億7,245万1千円、歳出総額34億1,125万2千円、歳入歳出差引額6,119万9千円です。
前年度と比較すると歳入は9億1万1千円減の20.6%減です。歳出は9億1,647万6千円減の21.2%減です。
私は不明にも、この町のことをつい最近まで知らなかったのですが、そう言えば「合併しない宣言」をした町であるとか、住基ネットにつなぐことを拒否した福島県の小さな町とかいうニュースで聞いていたような気はします。
それがつい一ヶ月くらい前でしたでしょうか、朝のワイドショーで町長さんが登場していろいろと話しているのを聞いてすっかりファンになってしまいました。黒いガムテープで補修した応接室のソファーにすわる町長さんの写真です。(IEだとうまく表示されないかもしれません。)

ワイドショーに出ていた時には、徹底的に町の予算を削減した町長さんということで、公用車も持たず徒歩で通勤する様子が流されていたのですが、こんな町長にしてはちょっと遅い出勤です。取材する記者に、朝あまり早く出てこない理由を尋ねられると、予算削減のためにトイレを含めて庁舎の掃除を町の職員が朝にやってくれているのですが、彼らが掃除をしているところに町長が出てくると監視しているみたいで、彼らにプレッシャーを与えてはいけないという理由だというのです。
この話を聞くだけでも、いい町長さんだということがわかります。
記憶ははっきりしませんが、町の職員の数は減ってきましたが給料はできるだけ削減しないようにしているとのことです。職員が進んで便所掃除をやったりする志気はそういうところからも出てくるのだと思いました。
そして、この町長は去年だか数年前だか定かではありませんが、もう引退を決意して選挙には出ないと決めていたところ、住民が押しかけてきて頼むから町長を続けてくれと談判されたとい映像もワイドショーで流れていました。私利私欲のなさそうな方ですから、あまり長く同じ人間が町長をやっているのはいけないとの理由からの引退決意だそうで、しごく真っ当な理由です。
それにもかかわらず、住民は町にはこの町長が必要だと思っているのです。住民が「町長やめろ」と押しかけてニュースになるという話はしばしば聞いたような記憶がありますが、辞めないでくれと町民が押し寄せて来たなどという話は初めて聞きました。
毎年だんだんと減ってくる町の税収や国からの補助金に対して、国からは市町村合併が提案されているのですが、それは拒否して入ってくるものが少なくなるのなら、それ以上に節約をしようと立ち上がり、実際に黒字の決算をしているという事実は、口先だけは改革・改革と叫びながら全然支出の抑制ができていないどこかの国や地方公共団体とはエライ違いだと思います。
小さな政府とか財政改革とか言うのであれば、この町のように住民の圧倒的な支持を持つ首長が率先して節約をリードすると、うまく行くという好例だと思います。
ただし、町民が町長の引退を阻止したというところを見ると、町長が代わったらダメになってしまうのかもしれないという不安はあります。
なんとか後継者が育って欲しいものです。
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by stochinai
| 2006-02-07 21:32
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