5号館を出て

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持続可能なブログ

 いつも勉強をさせていただいている橋本大也さんのブログ「情報考学 Passion For The Future 情報技術+書評+日々雑感」さんのところで、そのものズバリの「持続可能なブログ会議 報告第2弾」というエントリーが書かれています。

 「持続可能なブログ会議」というのは、情報考学ブログのエントリーが1000に達しことを記念して、「Blog Sustainability 情報発信を長く続ける秘訣」という副題のもとに開かれたイベントだそうです。その中で橋本大也さんが「ブログ千夜一夜」というの基調講演を行ったらしく、その時に使われたパワーポイントが公開されました。

 予稿にはこのように書いてありました。
ある統計によると、世界には1千万以上のブログがありますが、3分の2のブログは3日坊主で終わるそうです。一ヶ月続くのは○%であり、1年続くのはわずか○%のブログに過ぎません。作ることは簡単でも、続けることが難しいのです。(この数字は当日、紹介します)

毎日、情報発信を長く続けるメリットは明らかです。常連読者が増え、信頼が増します。縁者ができればリンクも増えるでしょう。そして1記事のブログよりも、1000記事のブログの方が1000倍も検索エンジンにみつけられやすいと言えます。

ブログを書くのが当たり前になった今、”持続可能な”が新しい論点になっていると思いました。そこで本イベントでは、ブログなどの情報発信を何年あるいは何十年も続けた実績を持つ方々をゲストにお招きし、その秘訣を共有したいと思います。

 気がついてみれば、私がエキサイトブログに移ってきてから書いたエントリーが817(これを入れると818)になっておりますので、まあまあ持続可能なブログのひとつになっているのかもしれません。

 振り返ってみると、良くもこんなに続いているものだと思わないこともありませんので、ここらで橋本さんの講演を参考に私のブログ・サステイナビリティを振り返ってみるのも一興かと思います。

 さて、いよいよ本題のパワーポイントを見てみましょう。

 まず、橋本さんの定義で、持続ブログとは365エントリー以上続いたブログのことだそうです。毎日書くとしたら1年続いたブログのことですね。私もクリア。で、今や日本にどのくらいブログがあるのか知りませんが、橋本さんは110万以上のブログサイトを調査したのだそうです。その結果、365以上書き続けているブログはわずかに14240件。約1%、100人に1人ということです。

 逆に3エントリー未満のブログを三日坊主ブログとみなすと、それが14%にもなるそうです。まあ、ブログを始めたものの約2割くらいの人は三日坊主で終わると解析しています。

 他にも、いろいろと解析しているようなのですが「では、持続ブログと平均ブログの違いは?」という本題に入ります。
持続ブログはタイトルが1.5倍長い
• 持続ブログのタイトルの平均文字数
– 15.2文字
• 平均ブログのタイトルの平均文字数
– 10.6文字
 タイトルが長いというのは、タイトルだけを読んでも中味が分かるように気を遣っているということかもしれません。
持続ブログは本文が1.7倍長い
• 持続ブログの平均本文文字数
– 1760文字(HTMLタグを含む。)
• 平均ブログの平均本文文字数
– 1057 文字(HTMLタグを含む)
 まあ、このあたりはなんとなくわかるような気がします。書く力のある人だから毎日書けるということかもしれません。

 で、橋本さんが持続可能なブログとして気をつけていることが、次の3つだそうです。
• 目指さない
– 淡々と。継続は目標でなく結果。ライバルなし。
• 習慣化する
– 起きる、食べる、テレビ見る、トイレ行く、ブロ
グ書く、寝る。やらないと物足りない感。
• 最小コストで最大に書く方法を開発する
– 情報収集、整理、分析、伝達の方法論を持つ
 習慣化するというのは良く分かります。書かないと落ち着かなくて、眠れないというところまで来たら、間違いなく持続可能になるでしょう。(というか、もう病気かも?)

 情報考学らしく、テクノロジーにも言及します。こんな道具があると、続きますよ、ということらしいです。(カッコ内は私の補足です。)
1. パソコンの中身を高速検索する(Googleデスクトップ検索のようなもの?)
2. いま見ているWebの情報をクリップボードへ一発コピー(いろいろソフトがあるようです)
3. 気になるものを簡単にクリッピング
4. アイデアをカタチにするアイデアプロセッサ(最近は以前ほどはやらなくなりました)
5. パソコンの画面を画像として切り出す(ウィンドウズの機能にもありますが、使いやすいフリーソフトがあります)
6. クリップボード履歴を保存してデータベース化
7. ネットから漏れなく情報を集める最強ニュースリーダー(RSSリーダーのようなものですね)
 まあ、このあたりは道具ですから、それぞれの人の好みがあると思います。

 その後は、パワーポイントだけ見ても良く分からない話が続きますが、結論としてはやはり「方法論と道具より大切なもの それが習慣化」なのだそうです。

 おそらく、これしかないですね。毎朝、歯を磨く習慣が持続可能ではないという人はそんなにいないでしょうから、ブログを書くことが習慣化したらどうということもなく持続可能になるのだと思います。

 では、どうやって習慣化するか、、、、。その答は、ひ・み・つ。

#この話にはオチがあって、橋本さんの解析にはエキサイト・ブログは含まれていませんでした。つまり、私達は議論の外ということで、、、。
# by stochinai | 2006-06-19 23:14 | コンピューター・ネット | Comments(6)
 勝っても負けても不思議のない試合でした。引き分けは極めて妥当な結果だと思います。

 前のオーストラリア戦と比べると、最後の最後にスタミナが切れてきている時に良く持ちこたえたという気もしますが、クロアチアにも同じことが言えるので、あいこです。

 スポーツという贅沢な娯楽にはあまり惹かれることのない私ですが、ワールドカップサッカーにはなんとなく好感が持てるのは、1ヶ国1チームしか出ていないので、国の名前の出現頻度がオリンピックなどの場合のように、アメリカやロシアなどという超大国の存在が鼻につかないということがあるのかもしれません。

 経済的・軍事的に見たら、文字通り「取るに足らない」小国が次々に胸のすくようなプレーで勝ち抜いていく様子は、まさに「公平」というものはこういうものだと感じられます。

 ワールドカップの参加国を見ていると、日本は経済や科学技術、教育などにおいてはかなり恵まれた方の国であることがすぐに感じられますが、そんなこととサッカーが強いことは何の関係もないというところがとてもフェアな気がするのです。

 翻って今の日本では、あらゆることが経済力と連動していると信じられています。お金があると、高い教育を受けられて、結果的に高い収入を得られる職に就きやすく、もちろんお金にものを言わせて、優雅な衣食住が保障された生活をすることができます。場合によって、子どもの頃からの早期英才教育によって、スポーツや芸術の才能すらも引き出される可能性が高いと思われているのが、日本という国の現実であるような気がします。

 でも、それは本当に「現実」なのでしょうか。

 小学校にも通えず、満足に食事すらすることもできない国で育った子どもたちが、信じられないほど素晴らしいサッカーのプレーヤーになっているというような話を聞きながら、そうした国の選手たちのスーパープレーを見ると、「そうだよね。世の中にはお金では買えないものがあるんだ」という声が非常に説得力を持つことが感じられるのです。

 しかし、試合が終わって日常に戻った時に、日銀の総裁ですらお金に踊らされている国の現実に向き合うと、やはり「お金で買えないものはないでしょう」という日本の姿が揺るぎなくそこにあることを感じてしまいます。

 お金が力を持ちすぎるようになっているこの国の子どもは、夢を持つという意味においてはかなり下位に属する国なのかもしれないと思わされるワールドカップサッカーなのでした。
# by stochinai | 2006-06-18 23:58 | つぶやき | Comments(4)

ペンギンカフェ

 今日はCoSTEP修了生(コーステッパー)が自主的活動として立ち上げたサイエンスカフェ(名付けてペンギンカフェ)の第1回目が開かれました。これは運営メンバーのNさんが作ったカフェの代表であるペンギン・ボルテール君のロゴです。素晴らしい!
ペンギンカフェ_c0025115_126778.jpg

 昨年までCoSTEPの実習として、サイエンスカフェを取っていた修了生たちが、その経験を生かすとともに、さらに新しいスタイルのカフェを模索して試行を開始したものです。

 何が新しいかというと、まずはその趣旨をお読みいただきたいと思うのですが、このスライドにその背景となる「思い」が示されています。
ペンギンカフェ_c0025115_124371.jpg

 もはや珍しいものではなくなりましたが、日本のあちこちで行われているサイエンスカフェの多くは、主催者がゲストをお招きしてカフェを企画し、参加者は基本的に広報によって集まった方々を定員までは特に参加者のパーソナリティなどで選別することなく受動的に受け入れるという形態をとっているものが多いと思います。ペンギンカフェでは、そうした常識に敢えて挑戦し、招待制で参加者を集めることにしました。

 初回ということもあり、主催者側の不手際や、当初期待していた招待者がさらに新しい参加者を招待するというシステムがうまく機能しなかったこともあり、30名くらいはいてもいいのではないかと想定していた参加者はわずか24名ではありましたが、その分中味の濃い「全員参加」のサイエンスカフェができたと思います。外国の方も3名いらっしゃいました。(かなりの数の招待し忘れがあることも発覚しつつありますが、可能性のある人全員を招待できるわけではないことを考えると、大変に申し訳ないとは思いますが、そこはご容赦願うしかありません。スミマセン。)
ペンギンカフェ_c0025115_1313870.jpg

 もちろん、反省すべき点や改善すべき点がなかったわけではありませんが、カフェの後で行われた反省会では比較的冷静に、今後のより良い展開のための方策が提出されました。

 はっきりと言えるのは、「参加者が作る」という形態のカフェですから、その内容も参加者の貢献に大きく左右されてしまうというところでしょう。多少は、参加者を誘導したり「サクラ」を用意したりするということも必要になるかもしれません。

 また、現時点で大きな心配として予想されているkとは、次回以降に参加希望者がふくれあがった時に、どのように対処するかという点です。、まだ多少の人数増加は可能ですが、このスタイルでできる限界はおそらく30-40人ではないでしょうか。

 贅沢な悩みではありますが、次回までには友好的かつ生産的にメンバーを絞り込む方法というものも考えておかなければならないと思います。

#早速、参加者からの感想(批評?)が寄せられています。的確な感想をありがとうございます。

#続いて、もうひとつ来ました。まったく、この二人の言うことはいつもなかなか鋭くてためになります。早々とありがとうございます。

#さて、今度はSalsaさんから主催者側からの報告も出ました。続編その1続編その2も出ています。

#さらに、参加者の方からの感想です。このくらい出てくると、参加していなかった方にも雰囲気が伝わり始めるのではないかと思います。

#19日昼現在、まだ未完成のようですがM姫からもレポートが出ました。これだとconyさんも出さなければなりませんね。決定版とも言えるかもしれないM姫レポートの続編はこちらです。

#いよいよ真打ち登場。今回のカフェの発端となった張本人が、落ち込んだり反省したり、また持ち直したりの報告をしてくれています。これで、次回へとつながりそうですね。
# by stochinai | 2006-06-17 23:53 | CoSTEP | Comments(3)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai