2005年 12月 09日
発泡性酒類
さすがにいきなり増税ということはできなかったようで、まずは第1段階ということでしょうか。自民党税制調査会が「現行制度では分類が分かれているビール、発泡酒、ビール風味飲料・第3のビール、チューハイを「発泡性酒類」として同じグループにまとめる」という案を出しました。
ついでに発泡酒などもビールと同じ税率にしたかったのでしょうけれども(麦芽をたっぷり使っているものはすでに同率になっています)、「同一グループ内の酒の税率の一本化は当面見送る」とのことです。しかし、よく考えるとこれはいずれ増税しますよということに聞こえます。
そもそも酒税法上で酒を分類するのは、分類ごとに税率を一定にするために行うのですから、グループを同一にしてしかも税金が違うということになると、グループ化する意味はありません。
こういうのを朝三暮四と言うのでしょう。つまり、我々はだまされるサルです。
さて、ついでですのでお勉強をしておきたいと思います。現行の酒税法上で酒類はどのように分類されているのでしょう。まず、酒類とはアルコール分1度(1%)以上の飲料とした上で、次のようになっています。
これが、新しい税制では4つになることが提案されています。
ずいぶんと、すっきりしますね。いずれは税率も4つになるのでしょう。ただ、現行の酒税ではビールがその他のお酒に比べてアルコール度数あたり4-5倍という猛烈な税金になっているのは、ビールが贅沢品だと考えられていた時代の名残だと思います。
アルコールは、タバコなどのように必ずしも国民の健康を害するということもないのです、ビールはまだしも発泡酒は低所得庶民のものですから、取りやすいところ(大多数の貧乏人)から取るというシステムは考え直していただけるとありがたいのですが、、、。
でも、薄く広く取るというマジックは税金を取る方からしてみると、ヤメラレンということなんでしょうね。
まあ、必要最低限の税金の徴収は仕方がありませんので、行政関係者各位にはひとつ無駄遣いだけはやめてくださるようにお願いいたします。
追記:東京新聞の記事によると「将来、第三のビールのような新製品が登場した場合、各区分の中で最も高い税率を適用し、“節税酒”の誕生を阻む方針も示した」ということですが、新しい製品の開発を阻害するような政治をやっていては、国の活力がなくなってしまうと思います。自民党税調は、何か勘違いしているとしか思えません。
追記2:12月13日に税調の改正案が報道されました。それによると「低アルコール(10度未満)の発泡性酒類の税率を1リットル当たり、80円に一本化するのを基本」とするのだそうで、やはり「第3のビール」が350ミリリットル当たり3・8円引き上げられるとのことです。一方で、ビールは一本化しないのだそうで350ミリリットル当たり0.7円の「減税」にすぎません。額は書いてありませんでしたが、清酒は減税、ワインは増税だそうです。やっぱり取りやすいところから取るという感じです。泣く子と地頭には勝てないんですかねえ。
ついでに発泡酒などもビールと同じ税率にしたかったのでしょうけれども(麦芽をたっぷり使っているものはすでに同率になっています)、「同一グループ内の酒の税率の一本化は当面見送る」とのことです。しかし、よく考えるとこれはいずれ増税しますよということに聞こえます。
そもそも酒税法上で酒を分類するのは、分類ごとに税率を一定にするために行うのですから、グループを同一にしてしかも税金が違うということになると、グループ化する意味はありません。
こういうのを朝三暮四と言うのでしょう。つまり、我々はだまされるサルです。
さて、ついでですのでお勉強をしておきたいと思います。現行の酒税法上で酒類はどのように分類されているのでしょう。まず、酒類とはアルコール分1度(1%)以上の飲料とした上で、次のようになっています。
1.清酒
2.合成清酒
3.しょうちゅう(甲類、乙類)
4.みりん
5.ビール
6.果実酒類(果実酒、甘味果実酒)
7.ウヰスキー類(ウヰスキー、ブランデー)
8.スピリッツ類(スピリッツ、原料用アルコール)
9.リキュール類
10.雑種(発泡酒、粉末酒、その他の雑種)
これが、新しい税制では4つになることが提案されています。
(1)ビールなど、低アルコールで発泡性がある酒
(2)ワインなど醸造酒
(3)ウイスキーなど蒸留酒
(4)その他
ずいぶんと、すっきりしますね。いずれは税率も4つになるのでしょう。ただ、現行の酒税ではビールがその他のお酒に比べてアルコール度数あたり4-5倍という猛烈な税金になっているのは、ビールが贅沢品だと考えられていた時代の名残だと思います。
アルコールは、タバコなどのように必ずしも国民の健康を害するということもないのです、ビールはまだしも発泡酒は低所得庶民のものですから、取りやすいところ(大多数の貧乏人)から取るというシステムは考え直していただけるとありがたいのですが、、、。
でも、薄く広く取るというマジックは税金を取る方からしてみると、ヤメラレンということなんでしょうね。
まあ、必要最低限の税金の徴収は仕方がありませんので、行政関係者各位にはひとつ無駄遣いだけはやめてくださるようにお願いいたします。
追記:東京新聞の記事によると「将来、第三のビールのような新製品が登場した場合、各区分の中で最も高い税率を適用し、“節税酒”の誕生を阻む方針も示した」ということですが、新しい製品の開発を阻害するような政治をやっていては、国の活力がなくなってしまうと思います。自民党税調は、何か勘違いしているとしか思えません。
追記2:12月13日に税調の改正案が報道されました。それによると「低アルコール(10度未満)の発泡性酒類の税率を1リットル当たり、80円に一本化するのを基本」とするのだそうで、やはり「第3のビール」が350ミリリットル当たり3・8円引き上げられるとのことです。一方で、ビールは一本化しないのだそうで350ミリリットル当たり0.7円の「減税」にすぎません。額は書いてありませんでしたが、清酒は減税、ワインは増税だそうです。やっぱり取りやすいところから取るという感じです。泣く子と地頭には勝てないんですかねえ。
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by stochinai
| 2005-12-09 14:29
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