5号館を出て

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 こんなものが、堂々と売られているのに驚きました。

 しっかりとしたレポートれいの「ひざまくら」が世界のブログに苦笑を誘うも出されています。

 こりゃあ、どう見たって大人のおもちゃか、サルの遊び道具にしか見えません。

 さすがに、某ブログのRSSでも自動収集したものの、あまりの恥ずかしさに削除してしまったようで、もう見つかりません。かろうじて、私のデスクトップにあったサイト・メモでアクセスできました。

 そういうものがあると言うだけなら良いのですが、どうも海外でえらい話題になっているというところが引っかかります。

 そもそもロイターの東京特派員がイギリスに配信したものが発端になったのかもしれませんが、向こうのblogではバカ受けのようで日本人を叩きたかった人間がここぞとばかりに書いているようです。

 どこで、恨みを買っているのかわかりませんが、非常に恥ずかしい気持ちにさせられます。

 一昔前に言われた、日本の男はセックスアニマルで海外旅行はそのために行われるというような伝説が今でも生きているということなのでしょうか。

 そう思って読み進むと、なんとなんとなんと、その前にボーイフレンドのうでまくらという女性向けの製品が出ていたとのこと、こちらも海外で報道されています。

 男も女も人間関係を築くのが下手で、道具でその穴を埋めようとしているのが日本人なのだ、という議論があるということなんでしょうね。

 ただ恥ずかしがっているだけではなく、外国人の(一部)が日本をどう見ているか、どう見たがっているかがわかるという意味では、興味深い現象なのかもしれません。ついでに、こんなものを作って売っている奴と、さらには買う奴についても感じることはあります、、、。
# by stochinai | 2004-12-18 00:00 | つぶやき | Comments(0)

マウスで筋肉痛

 最近、右腕の筋肉が痛いのです。

 マウスを使う時、特に人差し指を使った左クリックの時に痛みが増大するので、マウス性筋肉痛ではないかと自己診断しています。

 マウスが発売されたばかりの昔は、単にマウスを使うだけでもかなり疲れたものですが、最近はマウスそのものが改良されたのと、使う我々も慣れてきたことで、かなり楽に使えるようになってきた反面、ついつい使いすぎてしまうのだと思います。

 マウスが使いにくいデバイスだった時代には、なんとかマウスを使わずにキーボードだけでカーソルを移動させるテクニックが「通」の間でははやっていました。

 でも、思い返してみるとコントロールキーとS,D,X,Eというダイアモンドカーソルを多用していた頃には、コントロールキーを押す左手の小指が酷使されて痛くなった記憶も甦ってきました。

 ビジネス機器に由来する筋肉痛や腱鞘炎になるたびに、いつまでたっても機械にこき使われ続ける我々は、チャップリンのモダンタイムスの時代から何も進歩してこなかったのだと無力感に捕らわれてしまいます。

 逆に、どんなに科学や技術が進歩しても、動物としての人間はそう簡単に適応できませんから、そうしたテクノストレスが生じるのは当然だと思います。

 そうであるならば、科学・技術の人間生活への適応は簡単には進化しない動物としての人間の都合を前提にすべきものであり、人間に無理を強いているうちは、本来はまだまだ実用化できるものではないのでしょう。しかし、使いやすさを二の次にして新しい製品はどんどんと出され続けてきます。需要がある以上、出すなと言っても説得力はまったくありません。

 交通事故にしてもテクノストレスにしても、動物としての人間が物理的・心理的に対応しきれないスピードを前に、降伏している状況が生んでいる状態なのだと思います。

 もちろん、今さら文明以前の暮らしに戻ることを呼びかけることが現実的ではないことは十分に承知しているつもりですが、動物としての人間ととても対応しきれないスピードや複雑さを持った新しい「文明の利器」とのギャップを少しでも緩和するために、動物としての人間のスピードに合わせた文化を開拓することが必要なのではないかと感じています。

 その文化ってなんだ、と問われても今は具体的に答えることができないのですが、これから少し時間をかけて考えてみようと思っています。
# by stochinai | 2004-12-17 00:00 | コンピューター・ネット | Comments(0)

図書館もいらない?

 googleがまた動き出しました。米グーグル:図書館の蔵書を検索対象にです。

 少しまとまった記事はグーグルによる図書館の電子化を見ると良いと思います。

 ミシガン大学やハーバード大学図書館にある総計1,500万冊以上の本の全ページをウェブで読むことができるようになるというサービスです。

 もともと公共の図書館というものは、たくさんの人に本を読んでもらうために蔵書を用意しているわけですから、ウェブで公開した方がより徹底的なサービスになることは誰でもが想像していたことです。

 しかし、昔からある本を電子化する(スキャンする、あるいはさらにテキスト化する、さらにはテキストを検索できるpdfファイルにする)というところがネックで、あまり進んでいなかったのだと思います。

 もしも、グーグルが膨大な資金力にものを言わせて、それを現実のものとし始めたら、世界は動き出すだろうと思われます。つまり、一気に雪崩のように追随するところが増えることが予想されます。

 もし、そうなったら図書館の使命は本を展示することではなく、本を電子化しウェブで提供するということになります。もちろん、そちらの方が公共性は高いことになります。ただし、著作権は誰が守るのかという話が必ず出てくるでしょうが、著作物は公共の財産であるということになれば、著作権は「世界」が買い上げる以外には解決策はないでしょう。

 文学や芸術分野ではこの方式はなじまないかも知れませんが、科学の世界ではすでにこの動きは先行して動き出しています。これもgoogleですが、学術論文サーチエンジンの「Google Scholar」ベータがすでに、動き出しています。Google Scholarで検索すると、かなりの量の科学原著論文がpdfファイルで提供されていることがわかります。恥ずかしいですが、「S.Tochinai」と入れて見てください、私の論文のうち、世界的に認められた(?)33の論文が出てきます。論文そのものはさておき、そのデータ検索力がスゴイと思いました。

 科学の研究成果は人類の共通財産であるという認識からすると、ごく当たり前のことなのですが、ウェブにアクセスして検索だけで論文が手に入ってしまう時代が来てしまったという感慨は、我々現場にいる人間にはひとしおのものがあります。数年前までは、すべての原著論文はコピーするか、著者に請求して別刷りをもらい、それを各人が後生大事に保管するというのが、科学者の活動の大きな部分を占めていたのです。

 それが、自分の論文でさえウェブで手に入る、あるいは誰でもがアクセスできるようになってくると、研究室の大きな面積を占めていたファイルボックスがなくなるのです。これで、私の部屋の面積のおよそ半分近くを締めていた論文コピーの置き場所が空くことになりました。素晴らしい時代になったものだと思います。
# by stochinai | 2004-12-16 00:00 | 科学一般 | Comments(0)

日の光今朝や鰯のかしらより            蕪村


by stochinai